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教授からのご挨拶

教授からのご挨拶

教授あいさつ

愛媛大学医学部は1973年にスタート致しました。当初、外科は1外科、2外科という2つの講座制をとってきましたが、2009年7月1日より大講座制に移行し、3つの部門が協力しあってゆくことになりました。私たちは、消化管・腫瘍外科を担当致します。私たちの対象とする疾患は、消化管癌(食道癌、胃癌、大腸癌など)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の他、良性疾患(食道アカラシア、逆流性食道炎、虫垂炎など)が代表的なものです。私たちは、これら疾患の外科診療、教育、研究を行う診療科といえます。

渡部祐司教授

良性疾患のみならず悪性疾患においても、開腹や開胸手術に比べ低侵襲で治療することを目指し、より高い精度を目指し基礎や臨床研究で培った技術や理論を応用して、患者さんにとって負担が少なく、満足して頂ける治療を提供することを目標にします。

特に、癌は我が国において死因の第1位であり、現在では、年間30万人以上の国民が亡くなっています。さらに、癌による死亡者数は、高齢化の進行と合わせて今後も増加していくものと推測されています。

癌検診をはじめとした早期発見の推進、化学療法や放射線治療の進歩など多くの癌に対する対策がなされている現在、我々外科医には何が求められているのでしょうか。

実は、外科手術は日々進歩しており、画期的な手術法として登場した内視鏡外科手術は、1987年にフランスで初の手術が行われました。従来の手術ではまだベッドで安静にしている術後3~4日目に、内視鏡外科手術ではすでに退院してビーチバレーを楽しんでいるというニュースに接して、私も早速アメリカに渡り手術を学びました。内視鏡外科手術は体を大きく切らない手術です。最初は胆石症などの良性疾患に対して広まりましたが、最近では悪性疾患にも応用されるようになっております。胃癌や大腸癌では、5ミリの創が2~3ヶ所、1cmの創が2ヶ所、3cmの創が1ヶ所ですみます。

ホームページをご覧の皆様へ

消化管・腫瘍外科は読んで字のごとく、消化管(食道、胃、小腸、大腸)疾患や腫瘍に対する外科治療を専門とします。また、私たちの教室では、一般外科(ヘルニアなど)や小児外科を専門とするスタッフを抱えており、最新の手術を提供し病気で悩んでおられる患者に貢献することを最大の目的とします。

それでは、ホームページの各パートに入り、私たちの目指す治療、理念をご覧下さい。