愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

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平成29年度愛媛県南予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を開催しました。【2月7日(水)】

 平成30年2月7日(水),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成29年度愛媛県南予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を宇和島市で開催し,南予地区の病院,各市町の行政機関等から34人の参加者がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」を開催しています。

 今回,南予地区で実施した講習会では,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,高橋副センター長から県内の医師確保とがん検診からみた地域医療の充実について,また,高田センター長から新しい専門医制度の現況について説明がありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科 地域救急医療学講座の大蔵隆文教授が「八幡浜地区における救急疾患発症予防の試み」と題して記念講演を行いました。
 大蔵教授は,心不全は早期からの予防が重要であること,腎臓は血管の塊であり動脈硬化の影響を強く受けること,腎性貧血の管理も腎機能悪化抑制に極めて重要であること,心不全・腎不全の予防には血圧コントロールが最も重要であること等について,具体例を挙げて分かりやすい講話がありました。 

 参加者は,大蔵教授の記念講演に熱心に聞き入り,救急疾患発症予防の取り組みの成果等について考える良い機会を持つことができました。

 アンケートでは,「県内の医師確保の取り組み,新専門医制度の現況,救急疾患発症予防の試みについて分かりやすく内容も良かった。」「研修医の県内での残留状況が良く分かった。ご尽力ご苦労様です。先端医療の内容も良く分かり,循環器疾患が良く理解できた。」「新専門医制度等の現況や研修医等の現状を知ることができた。」「市町においても糖尿病性腎症予防を目標とした重症化予防の取り組みを進めている中で,健診受診率向上のために,効果的な保健事業を進めている。ご講演の内容も大変勉強になり,持ち帰り伝達したいと思う。」などと,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も同講習会を定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。

掲載日:2018年03月15日

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