愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

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平成29年度愛媛県東予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を開催しました。【2月28日(水)】

 平成30年2月28日(水),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成29年度愛媛県東予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を新居浜市で開催し,東予地区の病院,各市町の行政機関等から34人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」を開催しています。

 今回,東予地区で実施した講習会では,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,十全総合病院の古林太加志名誉院長から,当院における医学生教育への取組,特色あるヤングドクター研究会の開催状況,初期研修医の地域研修実績,愛媛大学との連携実態等についてミニレクチャーがありました。続いて,地域医療支援センターの高橋敏明副センター長から,県内の医師確保とがん検診からみた地域医療の充実について,また,高田センター長から,新しい専門医制度の概略と専門研修医の応募状況,県内での専門研修を充実させることにより,初期研修後も県内に定着するように努めていくことの説明がありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座の檜垣高史教授が「小児医療・地域医療を魅力的にするためには」と題した記念講演を行いました。愛媛県の小児医療体制の中で,中予地区松山医療圏での小児救急の現状と課題,南予の小児医療での画期的な地域医療提供システムの好事例の紹介,東予各圏域での小児医療体制の現状と課題,地域医療と小児救急医療を魅力的にしていくための医学教育・研修医教育や診療システムの開発・構築等について興味深い講話がありました。

 参加者は,檜垣教授の記念講演に熱心に聞き入り,地域医療と小児救急医療を魅力的にするために,愛媛県全体で病院間・各専門領域とチーム医療を展開していくための医療連携等について考える良い機会を持つことができました。
 アンケートでは,「小児の救急医療体制について考えることができた」「東予東部の小児一次医療の課題が分かった」「小児医療の取組の進歩が素晴らしいと思った」「小児救急医療を魅力的にするための具体的な取組をいろいろ知ることができた」などと,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も同講習会を定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。

掲載日:2018年03月26日

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