愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

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第18回地域病院見学バスツアーが実施されました。【令和元年9月10日(火)】

令和元年910に医学部附属病地域医療支援センター主催で第18地域病院見学バスツアーが実施されました

  地域医療支援センターでは,医学生を引率して地域病院を訪問しております。見学や意見交換を行うことで将来地域医療を担う医師を目指す医学生に,早い段階から地域医療の実情に触れてもらうことが目的です。
  今回の訪問先は西条市立周桑病院と愛媛県立今治病院で,医学科1, 2, 3年生8人が参加しました。
  西条市立周桑病院では,雁木淳一院長から挨拶の後,病院概要についての説明がありました。「当院でなければ診断や治療のできない病気はないかもしれないが、当院にしか通院できない多くの患者さんがいらっしゃいます」と,地域医療に対する想いのこもったお言葉がとても印象的でした。その後白衣を着用して,2班に分かれ病院見学と超音波検査・心電図の体験実習をさせて頂きました。体験実習では,医師と患者にわかれ診断を試みました。模擬的ながらも初めての医療行為であり,真剣に取り組んでいました。
  愛媛県立今治病院では,川上副院長から挨拶の後,病院の概要および今治地区で取り組んでいるACSネットワークについての説明がありました。また,脳神経外科,産婦人科,小児科から地域医療の取り組みとしてそれぞれ「今治地区における脳卒中診療の連携」,「県内で連携している地域周産期母子医療センター」,「地域における幅広い小児科診療」について説明がありました。その後,白衣を着用して病棟,医局,NICU,手術室,HCU,地域医療連携室などを見学しました。
  見学会終了後に懇親会が開催され,両病院の先生方と医学生で親睦を図りました。会の中で総合診療科専門医を目指して愛媛県立今治病院で研修中の河野佑典先生より,ご自身の入学前,在学中,就職後の経験および地域医療に対する想いについて語って頂き,医学生は大いに刺激を受けておりました。
  今回の病院見学で,参加医学生からは「心電図・超音波検査を体験できた。懇親会で先生方のお話しを聞けて本当に良かった。今治の医療の現状を知ることができた」,「規模の異なる2つの病院を見て、連携の仕方の違いや雰囲気の違いを見ることができた。1つの科だけで完結するのではなく複数の科、または機関と連携していることがよく分かった」,「東予の中核病院で取り組んでいる地域医療の実状を垣間見ることができた。病院内施設の見学は初めてで良い刺激になった」などの意見があり,満足度では,全員が「とても良かった」,「良かった」との回答が寄せられ,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も県内各地の病院見学を実施し,地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいりたいと思います。
 11月8日(南予方面)および11月11日(新居浜方面)にも開催される予定であり,近日中に本ホームページでご案内します。今回,残念ながら参加できなかった医学生の皆さん,この機会に是非とも参加して下さい。

 

第18回地域病院見学(ポスター)

掲載日:2019年09月27日

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