愛媛県医学生サマーセミナーを開催しました【令和7年8月23日(土)】
令和7年8月23日(土)、地域医療支援センターにて「愛媛県医学生サマーセミナー」を開催しました。
毎年、愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に、県内の地域医療への理解を深めていただくため、愛媛県医学生サマーセミナーを開催しています。今年は県内外から30名の医学生が参加し、地域医療への理解を深める貴重な機会となりました。
まず、愛媛大学医学部地域医療・総合診療学講座の阿部雅則教授から開会の挨拶がありました。
続いて、地域医療・総合診療学講座の二宮大輔先生の司会のもと、久保智香先生(愛媛大学附属病院)と中平啓倫先生(西予市民病院)が登壇し、研修体験や学生時代の振り返りと、地域医療の現場での経験と志について報告がありました。
ワークショップでは、地域医療・総合診療学講座の菊池明日香先生の進行のもと、「病診連携で患者さんの食べる力を支える」をテーマに、6班に分かれてグループワークを実施しました。医学生たちは多職種連携の重要性を学び、患者・家族の視点に立った医療について考える時間となりました。
| ワークショップの様子 | 学生の発表 |
地域紹介では、西条市及び宇和島市から、それぞれの地域医療の特色や取り組みについてご紹介いただきました。西条市立周桑病院の八木大医局長からは「若い医師の臨床研修も充実しており、現場でこそ医療の本質が見えてきます。命を守る医療を、地域から支えています」とのメッセージがありました。
| 地域医療の現状 | 集合写真 |
また、市立宇和島病院の大木元義明副院長からは、「高齢化が進む中でも、救急対応や医師育成に力を入れ、地域医療の拠点として進化を続けています。地域に根ざしながらも、広い視野で医療の発展に取り組んでいます。田舎からですが世界へもあなたの力が活かせます」との言葉が寄せられました。
最後に、川本龍一地域医療支援センター長より「地域医療の魅力や、実際にどのように活動していくかを学ぶ貴重な機会になったと思います。今日のセミナーを通じて、地域医療に興味を持ち、将来その道を選ぶ方が一人でも増えることを願っています」との挨拶があり、閉会しました。
掲載日:2025年09月04日





