第28回地域病院見学バスツアーを実施しました。【2026年5月15日(金)】
令和8年5月15日(金)、医学部附属病院地域医療支援センター主催『第28回地域病院見学バスツアー(東予)』を実施しました。
地域医療支援センターでは、医学生を対象に地域医療見学バスツアーを実施しています。早い段階で地域医療の実情に触れることで、地域における各病院の取り組みや役割を学ぶ機会を設けています。
今回の病院見学では、東予地区の2病院を訪問し、医学科1~3年生計9人が参加しました。往路の車中では、田口助教から東予地区の地域の魅力や医療圏についての説明を行い、これから訪問する市町の医療圏や病院について簡単に説明を行いました。
最初に訪問した十全総合病院では、はじめに中村 寿 病院長よりご挨拶をいただきました。院長は「大学病院で高度医療に携わった後、地域医療に出て大きなギャップを感じた。地域医療では若い医師が主体的に患者と向き合う姿勢が求められる。十全総合病院は、地域の生活を支える病院として、一次・二次救急、かかりつけ医機能を担っている」と語られました。
続いて、初期研修医の先生方から研修の実際について紹介があり、「症例数が多く、若手とベテランが一緒に学べる環境であり、学生のうちに気軽に見学に来てほしい。地域で働く医師とのつながりが今も続いている。」 と学生目線の温かいメッセージが伝えられました。
その後は2班に分かれ、
・内視鏡シミュレータ体験
・超音波エコー体験 を行いました。
実際の手技を体験した学生たちは「初めてなのに見えた!難しいけれど面白い」と笑顔で取り組み、実習室は終始活気にあふれていました。
- 十全総合病院 集合写真
- 内視鏡シミュレータ体験
次に訪問した西条市立周桑病院では、雁木 淳一 病院長より、同院の成り立ちや地域医療の現状についてお話しいただきました。その中で「この病院でしか治せない病気はないが、この病院にしか来られない患者さんがいる」という言葉が印象的に語られ、高齢者が多い地域において、地域に根ざした医療を提供する使命について強い想いが示されました。
続いて八木 大 医局長より、地域の疾病構造や救急体制、超音波検査の重要性などについてご説明があり、地域で多い疾患の特徴や、超音波検査が“現代の聴診器”として欠かせない技術であることを、熱意を込めて解説されました。
その後は2班に分かれ、
・シミュレータを用いた採血実習
・腹部エコー体験 を行いました。
エコー実習では、臓器を実際に描出しながら、臨床に直結する指導が続き、学生たちは真剣な表情で取り組んでいました。採血実習では、ベテラン看護師から実際の現場での注意点などを教わり、学生たちは理解を深めながら、積極的に質問を重ねていました。
- 西条市立周桑病院 集合写真
- シミュレータを用いた採血実習
今回の病院見学で、参加生からは「貴重な経験をできて楽しかった。」「実際に病院で働いている先生から地域医療の特性についてよく知ることができた。」「採血など、今までしたことがない体験をすることをできた。」などの意見があり、満足度では、全員が「有意義だった」との回答が寄せられ、非常に好評でした。
当センターでは、今後も県内各地の地域病院見学の企画・実施に努め、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいります。
掲載日:2026年05月21日

