第34回愛媛大学ICLSコース開催されました!!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

第34回愛媛大学ICLSコース開催されました!!

2月11日(金曜日)に第34回愛媛大学ICLSコースが開催されました。インストラクターは救急科の先生6名、受講者としては医師1名、専攻医2名、研修医2名の計5名が参加しました。本コースは1日かけて実施されるコースで、午前中に一次救急処置(BLS:Basic Life Support)、気管挿管、モニタ(除細動器の使い方)を学び、午後は急変時の対応を学ぶためのシナリオシミュレーションを実施しました。

初めにBLSのセッションでは成人に対する心臓マッサージ、AED・バックバルブマスクの使用方法、新生児の心臓マッサージと気道異物閉塞時の対応方法を確認しました。

次に気管挿管のセッションでは、挿管してから食道挿管していないかの確認までの流れをインストラクターの先生が説明した後、受講者1人ずつ実施しました。さらにモニタセッションでは除細動器でのモニタの見方を確認し、実際にパドルを用いて除細動を行う確認も行いました。

午後はインストラクターによるデモンストレーションをはじめとして、各シナリオに沿ったシミュレーショントレーニングを行いました。最初は動きがぎこちない受講生の皆さんも、回数を重ねるとごとに動きがスムーズになっていくことを見ていて感じ取れました。

インストラクターによるデモンストレーション

今回は感染面を考慮し、消毒の徹底や職種を限定しての開催となりました。換気も十分に行い、寒い季節ではあったものの、シナリオシミュレーションを実施する部屋は熱気にあふれていました。

受講者の先生のみならず、インストラクターの先生方も楽しみながら実施していただいていることが伝わってきて、見ている私も楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回受講者としてご参加いただいた先生も次の機会にはインストラクターとしてご一緒できることを願いつつ、より学びを深められる機会を提供していければと考えています。以下に受講者・インストラクターの先生方から頂いたコメントを記載させていただきます。

【参加した受講者の声】
・心停止の初期対応について大変勉強になりました。1人で考えるには限界があり、とにかく人を集めることが重要だと改めて感じました。今後の実臨床の場でも自信持って対応できそうです。インストラクターの先生方、ありがとうございました。

・蘇生のアルゴリズムを何度も反復できて、理解に繋がりました。病棟で急変があった際に救急科の先生が来て下さるまで、やるべきことを把握出来ました。

・日頃出会うことのない症例に対しての対応など非常に勉強になりました。過去に受講していましたが忘れていることが多く、再確認するいい機会になると同時に、定期的に復習が必要だと強く感じました。救急科の竹葉先生をはじめ、救急科の先生方お忙しい中このような機会をいただきありがとうございました。

第34回愛媛大学ICLSコース 参加者での記念撮影(前列5名受講者、後列6名インストラクター)

【参加したインストラクターの声】

・普段の作業を他人に教えるにあたって改めて勉強し、曖昧だった部分を見直すことが出来たため、自分も非常に勉強になり、とてもいい機会でした。

・教えることで自分の理解度を再確認でき大変良かったです。楽しく過ごすこと出来ました。ありがとうございました。

・久々の指導で、コツや教え方を思い出すのに少し時間がかかりましたが、良い機会でした。機器の準備等、ご尽力ありがとうございました。

 

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