研修医が新型コロナワクチン接種研修に参加しております!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

研修医が新型コロナワクチン接種研修に参加しております!

今年度は新型コロナワクチン接種が全国各地で一斉に進められた一年でした。
ワクチン接種を行う医療従事者を確保するための国の方策の一つとして、研修医が臨床研修の一環として従事するための取扱いが、昨年5月に厚生労働省から発出されました。
また、昨年度の臨床研修ガイドライン改定により、予防医学に関する研修が必須化されました。
この取扱いを基に当院でも検討を行い、昨年6月以降、多くの研修医が本研修に参加する機会を得てきました。

各自治体等の設置する会場内で、一人の医師として役割を与えられ業務に従事しなければならず、事前準備は大変重要です。
参加する研修医は、熊木センター長から提示のあった複数の教材を用い、事前研修を入念に行った上で本番に臨んでおります。

そして、2月某日、某会場のこと。

いよいよ当日。
問診医として一つのブースを任されました。

最初は張り詰めた面持ちでしたが、指導医と共に会場に赴いていたこともあり、判断に迷うときは指導医に相談できるという安心感の下、事前研修で得たことを基に接種の判断を一人一人着実に行いました。また、接種前後の対応についても緊張感を持って学ぶことができました。

本研修を通じてワクチン接種に関する知識や経験が得られたのはもちろんのこと、医師として感染症について深く考える一助ともなる貴重な研修になったと思います。

参加した研修医の皆さん、本当にお疲れさまでした。

【参加した2年目研修医の声】
・コロナ禍で大変な状況の中、実際に街中で多くの人にワクチンを打つ研修に従事しました。コロナ禍の世だからこその特別な研修で、アナフィラキシー等が起きた時にどう対応するかを学ぶと共に準備の大切さを痛感する研修でした。

・今回松山市のコロナワクチン接種業務に従事する機会をいただきました。大規模接種会場での接種ということで、多くの接種者の方が訪れる中、さまざまなスタッフの協力のもと成り立っていることを痛感しました。個人の業務としては、一問診といえど接種者の生活背景を伺うことになる奥深さを感じました。特にワクチン接種への考え方について、医療従事者以外の考えを知ることができ、とても有意義な機会となりました。改めて、本当にありがとうございました。

pagetopへ