腹部エコーハンズオンセミナー(医学部生向け:初級編)が開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

腹部エコーハンズオンセミナー(医学部生向け:初級編)が開催されました!

8月24日(水)医学部生4名を対象に腹部エコーハンズオンセミナー(初級編)が開催されました。今回はKKBの臨床推論に引き続いての開催となり、医学部生はKKBから参加してくれました。

腹部エコーハンズオンセミナーの講師は当センターのセンター長である熊木先生にお願いして開催しました。また、3月4日(金)に実施した腹部ハンズオンセミナーに参加した5年生の学生がアシスタントとして参加してくれました。

今回はまだ3年生の4人を対象としていた点もあり、エコーのモニターに写し出される映像と解剖学で学んだ知識の関連付けが少し難しかったようです。そのため基礎的なエコー装置の原理、エコープローブの操作方法を重点的に、アシスタントとして参加してくれた5年生の学生に教えて頂きました。具体的には、腹部ファントムを用いてプローブ操作について、先生方の解説を挟みながら実操作を行っていました。

アシスタントとして参加してくれた学生にとって改めて教えることで、知識を具現化する必要性を理解してもらえたのではないでしょうか。

また時折、センター長より質疑応答が入っていました。それに回答できた場合は、「正解、2ポイント!」とセンター長よりポイントが与えられました。たとえ景品のないポイントであっても、これまで学んできた知識をリンクさせることができて、ポイントを獲得する度に大喜びしていたのがとても印象的でした。

最後に、熊木先生に「全体を見てから詳細部分を見ていく必要性、死角がある場合は患者さんの体位や呼吸を調整してもらう」などの実臨床を踏まえた内容を説明していただきました。そして、解剖学で学んだ知識の関連付けができるように再確認したうえで、最後に説明した内容が実施できるかどうか確認する機会を設ける約束をして、今回のハンズオンセミナー(初級編)は終了しました。

今回は初級編として開催しましたが、基礎編、応用編と状況を見ながら、開催できればと考えています。今回参加できなかった方も次の機会には参加していただき、一緒に学べる時間、教えるためのノウハウ等を共有できれることを願っています。

【参加した3年生の声】

Aさんの感想

 本日はKKB(研修医による研修医のための勉強会)に加えてエコーのレクチャーまでして下さり、ありがとうございました。KKBでは突然発症は詰まる・破れる・捻れる、まず女性は妊娠を除外する、といった臨床的に重要なことを実症例を踏まえながら学ぶことができました。エコーは苦手意識があったのですが、解剖学的な知識も踏まえて見ると思った以上にわかりやすく非常に面白かったです。また是非ご教授頂けましたら幸いです、よろしくお願いします。

Bさんの感想

 本日は腹部エコーハンズオンセミナーを開いてくださり、ありがとうございました。初級編から丁寧に教えてくださったおかげで「苦手意識を持たずにこれからもエコーのことをもっと学びたい!」と心から思えました。何より、本当に今日は楽しかったです。質疑応答で頂いた6ポイントが嬉しかったです!これからもぜひ引き続きよろしくお願いいたします。

Cさんの感想

 本日はお忙しい中ご指導いただきありがとうございました。次回までに解剖について勉強しておきますので是非今後とも宜しくお願い申し上げます!

Dさんの感想

 本日はエコーの操作方法をご教授いただきありがとうございました。横行走査、扇走査などのプローブの動かし方や、腹部大動脈からの分岐血管の見方に関して、よく学ぶことができました。次回も何卒宜しくお願い申し上げます。

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