第1回しまなみ海道臨床推論道場

平成27年7月19~20日

今回、学生主催のしまなみ海道臨床推論道場を開催しました。
歴史的にも魅力ある尾道から瀬戸内海の島々を巡りながらのワークショップでした。

尾道の真言宗浄土寺では問診クエストを亀田総合病院感染症科佐田先生の指導により、4つに分かれた各グル-プにおいて上級学生がファシリテーターとして症例を提示し、参加者が問診していくというものであった。

患者さんのhistoryを的確に聞き出し、医学用語に変換し、要点を一文にしてわかりやすく他者に報告するというカンファランスでの妙技を学んだ。

問診で診断の8割が可能となる所以、問診の重要性を学んだ。その後、耕三寺に移動し、お寺の講堂にて徳洲会奄美大島 病院の平島先生によるフィジカルクラブが行われた。

先生は胸部内臓をプリントしたTシャツと競技用スーツで登場し、聖闘士星也とコスモの話を交えながら、身体診察の重要性について実技実習を交えながら行われた。

第1回しまなみ海道臨床推論道場二日間にわたるワークショップであったが、演者からも地域の魅力を観光しつつ医療を学ぶワークショップは全国でもこれまでにない試みとして絶賛された。

愛媛大学医学部と京都府立医科大学の学生、さらに全国各地から駆けつけていただいた魅力ある講師陣の先生方には心よりお礼申し上げます。講座としては、次年度も支援していきたい。