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愛媛大学大学院医学系研究科 口腔顎顔面外科学講座

入局案内

卒後臨床研修

1.はじめに

近年の歯科医学の進歩や医薬品・歯科材料等の革新に伴って、歯科医療技術はますます高度化・専門化が進んでいます。さらに高齢化に伴う疾病構造に変化や国民のニーズの多様化、患者の権利意識の向上に伴う患者と歯科医師のコミュニケーションのあり方の変化などが進み、歯科医療を取り巻く環境は大きな変貌を遂げています。これからの歯科医療は、患者に必要な情報を十分提供し、患者が納得して医療を受けられるよう十分なコミュニケーションを図り、予後を踏まえた診療計画を立てることが望まれます。更に、口腔の疾病治癒・機能回復のみを目指すのではなく、口腔に関係した全身管理を含めた健康回復・増進を図るという総合性が要求されます。このため本院での研修プログラムでは、一般歯科治療技術の習得はもとより、医科各科との連携による全身管理・全人的な医療の基本の習得を目標としています。

また、口腔外科認定医、専門医、指導医を取得するための症例数(診療案内 2017 年入院全身麻酔症例参照)および、指導体制(口腔外科指導医:内田大亮、中城公一、日野聡史、合田啓之、口腔外科専門医:内田大亮、中城公一、日野聡史、合田啓之、栗林伸行、がん治療認定医(歯科口腔外科):内田大亮、中城公一、日野聡史、合田啓之)を当科は十分に有しています。さらに、歯科医師として基本となる保存、補綴、歯周、矯正治療に関しては、外来専門医 2 名の指導体制もあり、caries to cancer の総合的な歯科診療の研修が可能です。意欲のある研修医の入局をお待ちしています。

2.コース紹介

デンタル・アイ(愛)プログラム(単独研修方式)
愛媛大学医学部附属病院での 1 年間の単独研修方式となります。
デンタル・アイ(愛)プログラム(複合研修方式)
愛媛大学医学部附属病院での 6 か月の研修後、関連病院(総合病院歯科口腔外科、開業歯科医院)での 3 か月× 2 クールでの 1 年間の複合研修
※複合施設は希望する病院での研修が可能です。

※ 県内の歯科口腔外科施設として、関連病院である済生会西条病院での歯科医師臨床研修も平成 31 年度よりスタートいたします。

詳しくは、下記リンク先をご覧ください。

済生会西条病院歯科医師臨床研修

3.募集研修歯科医師数

各コース4名の合計8名となります。

4.研修プログラム週間スケジュール

病棟 手術 外来 口腔ケア 医局
午前 初診/再診患者診療
午後 外来手術
午前 再診患者診療
午後 教授回診、カンファレンス 再診患者診療 医局会、抄読会、矯正カンファレンス(不定期)
午前 初診/再診患者診療
午後 外来手術
午前 再診患者診療
午後 准教授回診、カンファレンス 再診患者診療
午前 初診/再診患者診療
午後 外来手術

5.研修後の進路

デンタル・アイ(愛)プログラム終了後の 2 年目以降の進路として下記のコースがあります。
・口腔外科専門医取得コース(口腔外科認定医、医学博士、口腔外科専門医、がん治療認定医)
after_image当科外来および病棟にて、口腔外科疾患に対する、検査、診断、治療方針、周術期管理、および手術執刀について、指導医/専門医のもと、研修を行います。また、大学院での基礎研究も並行して可能です。さらに、基礎医学、臨床医学の国内および海外学会での参加、発表を積極的に行っています。また、口腔外科キャリア形成に必須の学術研究、学術論文等についても十分な指導が可能です。