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第三内科の臨床・研修
 

当教室について

第三内科の臨床・研修

消化器・内分泌・代謝内科学領域全般の幅広い研修から、消化管・肝・胆・膵・糖代謝(糖尿病)・脂質代謝および脂肪肝・甲状腺・副腎ほか内分泌疾患の各領域の専門性の高い研修まで、希望に添う形で研修体制を作っています。研修前に医局長に希望を言っていただき、その内容を考えて、指導医・担当疾患を割りあてています。

担当している臨床疾患

消化管疾患

食道癌、食道アカラシア、食道炎、Mallory-Weiss症候群、食道・胃静脈瘤、胃癌、胃ポリープ、十二指腸ポリープ、胃潰瘍、胃炎、AGML、機能性胃腸症、十二指腸潰瘍、小腸腫瘍、小腸出血、小腸潰瘍、大腸癌、大腸ポリープ、過敏性腸症候群、吸収不良症候群、虚血性腸炎、腸閉塞、潰瘍性大腸炎、クローン病、薬物性腸炎など

肝疾患

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、劇症肝炎、ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、ウイルソン病、ヘモクロマトーシス、門脈圧亢進症、脂肪肝、NAFLD(NASH)、アルコール性肝障害、肝不全など

胆、膵疾患

膵癌、膵嚢胞性病変(IPMN、MCN、SCNなど)、自己免疫性膵炎、急性膵炎、慢性膵炎、胆管癌、胆嚢癌、胆管炎、胆嚢炎、胆石症、原発性硬化性胆管炎など

内分泌疾患

甲状線機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍、副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、Cushing症候群、Cushing病、副腎不全、末端肥大症、高プロラクチン血症、汎下垂体機能低下症、尿崩症、消化器ホルモン異常症、消化器内分泌腫瘍など

糖尿病、代謝疾患

肥満、糖代謝異常、糖尿病、脂質代謝異常、高脂血症、カルシウム代謝異常、ポルフィリン代謝異常、痛風など

主な検査・処置

・上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査、小腸ダブルバルーン内視鏡検査、カプセル内視鏡検査
・ポリペクトミー、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、経口内視鏡筋層切開術(POEM)
・食道静脈瘤硬化療法、食道静脈瘤結紮術、内視鏡的止血術、アルゴンプラズマ凝固療法
・腹腔鏡、腹腔鏡下肝生検、腹部超音波検査、造影腹部超音波検査、エラストグラフィー、フィブロスキャン、バーチャルUS
・肝細胞癌治療:ラジオ波焼灼術(モノポーラー針およびバイポーラー針)、腹腔鏡下ラジオ波焼灼術、エタノール注入療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、肝動注化学療法
・胆道鏡、膵管鏡、PTCD、ERCP、砕石術、採石術、十二指腸乳頭切開術、ネクロセクトミー、ERBD、ERGBD、ENBD
・甲状腺エコー検査、甲状腺吸引生検、糖負荷試験、内分泌負荷試験

研究・研修

大学院の入学、大学院生としての研修

医学は医療にとどまらず、学問であり、医療から医学に還元して学問に貢献することは医師の務めと思います。当科ではリサーチマインドを持った医師の育成に力を入れています。そのためには大学院での研修が最適です。医学部を卒業して、まず臨床実習で医療を体験し、医療技術を身につけ、そしてある程度経験をしたのち、大学院に入学して医学博士の習得を目指すことを勧めています。愛媛大学は消化器・内分泌・代謝領域の各領域における指導施設であり、大学院における研修はもちろん臨床研修も伴っています。大学院生としての研修は医学博士の取得のみではなく、専門医の取得にも最適です。4年間の大学院研修中には、様々な専門医の取得、また教職員に必要な学会評議員資格の取得を目指します。

研究内容

臨床から得たヒントを基礎的に研究し、さらに臨床に還元する。 臨床と基礎研究は隣り合わせです。そこを橋渡しするのが臨床の教室の使命であると思います。 そしてその研究方法として、当大学の先端的な基礎の教室と連携して、愛媛大学ならではの切り口を持って世界に発信することを目標としています。

消化管領域

・炎症性腸疾患の治療標的の同定と、同蛋白を用いた治療法の開発
・診療ネットワークにおける疫学調査と介入試験
・食道静脈瘤治療のデバイスの開発
・腸内細菌の肝疾患への影響の解明

肝臓領域

・ウイルス肝炎の発癌機序の解析
・肝細胞癌の分子標的の同定と免疫治療法の開発
・自己免疫性肝疾患のGWAS研究
・B型慢性肝炎、C型慢性肝炎のモデル動物の開発と、ウイルスの持続感染機序の解明
・B型肝炎の免疫治療法の開発
・肝細胞癌の画像診断デバイスの開発、治療精度の向上
・肝硬度、脾硬度の測定と臨床的意義の解明
・肝脂肪化の定量法の開発
・NASHの病態機序の解明と肝発癌機序の解析

胆膵領域

・慢性膵炎の画像診断
・自己免疫性膵炎の機序解析
・膵癌の分子標的の検索と治療法の開発
・膵癌における上皮間葉移行(EMT)の機序解析
・胆膵領域の画像診断デバイスの開発

内分泌・代謝領域

・診療ネットワークによる脂肪肝、NAFLD、NASHの疫学研究、検診機関との共同研究
・愛媛県内の糖尿病診療ネットワークによる疫学調査、治療薬の調査、介入試験
・消化管ホルモンの臨床的役割、全身への影響の解明
・甲状腺疾患の画像診断、免疫学的障害機構の解析

 
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愛媛大学大学院
消化器・内分泌・代謝内科学
(第三内科)
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