本賞は愛媛医学会が毎年選定し，2019年に国内外の医学誌に掲載された論文の著者を対象として，選考委員会で審査されるものです．

坂元先生は，肝細胞癌について，肝表面漿膜への浸潤と予後について，浸潤症例は，非浸潤症例に比して有意に再発する可能性が高いことを証明し，より一層の厳重な経過観察と術後補助化学療法必要性について述べました．田村先生は，肝細胞のうち，1％以下と非常にまれで診断に難渋する硬化型肝細胞癌の診断に，PET-CT検査が有効であることを報告しました．