愛媛大学大学院医学系研究科  整形外科学

教室紹介

腫瘍研究グループ

骨肉種をはじめする悪性骨軟部腫瘍は、肉腫とよばれ、いわゆるガン(癌腫)とは区別されています。一般的に肉腫は抗がん剤や、放射線治療などの効果が得られにくいものが多くさまざまな治療の技術が進歩した現在においても治療が難しい疾患です。

われわれ腫瘍グループでは肉腫に対する新しい治療方法を開発するべく日々研究に取り組んでいます。抗腫瘍効果を示す物質は多く知られていますが、その組成や、作用機序を調べることにより人体に応用できる可能性を探っています。また、より効果的に腫瘍に薬剤を到達させるためにあらたなdrug delivery systemの開発にも取り組んでいます。現在イソフラボンの一つである、ゲニステインに着目して抗腫瘍効果並びに抗腫瘍効果の機序の解明について研究を行っております。