小児医療を通じて未来を守る
愛媛大学小児科 ~小児医療を通じて未来を守る~

第88回日本小児科学会愛媛地方会報告

11月17日(日)冬の小児科地方会が開催され、県内の勤務医〜開業医の先生から11演題の発表があり活発な討論が行われました。今回のイブニングセミナーでは、京都大学iPS細胞研究所 副所長 特定拠点教授の中畑龍俊先生による特別講演「iPS細胞の小児医療への臨床応用」がありました。iPS細胞を利用した難病の病態解明、治療、創薬への応用などiPS細胞の無限の可能性について、逆に研究が加速し過ぎることによる倫理的問題についても解り易くご講演頂きました。
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さて地方会後には恒例の情報交換会があり、第86回、87回の優秀演題賞の表彰がありました。受賞者は県立中央病院の渡部竜助先生と、愛媛大学医学部の濱田淳平先生でした。おめでとうございました。
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追記:久しぶりの更新です。職務怠慢なHP担当をお許し下さい。。。

2013年11月18日

今年度の new faces:H25年度愛媛大学医学部小児科学教室同窓会報告

6月2日(日)松山全日空ホテルで同窓会総会と懇親会・歓迎会が開かれました。

今年度の同窓会賞(松田賞)の受賞者は、松浦俊人先生(社会貢献)、森本武彦先生(社会貢献)、江口真理子先生(研究)、日野ひとみ先生(研究)で、受賞講演と表彰が行われました。また檜垣高史先生(国際貢献)が同窓会特別賞を受賞されました。

学位報告では、岡本健太郎先生、森谷友造先生から各々の学位論文についての概説がありました。

また手束真理先生からは東京医科歯科大学での留学報告がありました。更には今年の学術講演会のテーマは「腎臓」であり、長谷先生からは留学報告とあわせた小児慢性腎不全の管理についての特別講演が、手塚先生からは愛媛での多数の腎生検症例をまとめた特別講演がありました。

同窓会総会の後には、懇親会・歓迎会が開かれました。
さて今年のnew faceは7人であり、国内留学中の苔口先生と石黒先生を除く5名の先生(岩田先生、中矢先生、浅見先生、矢島先生、伊藤先生)と東京医科歯科大学から留学中の前澤先生が参加され熱烈歓迎を受けました。新たな仲間と一緒に今年度も頑張っていきましょう!


(ドラマの制作発表会のようで、なかなか良い感じであります 〜 by 撮影者)

2013年6月2日

第87回日本小児科学会愛媛地方会が開催されました

第87回日本小児科学会愛媛地方会が開催され、全13演題の発表があり活発な討論が行われました。

また今回のイブニングシンポジウムは永井信也先生と小谷信行先生がコーディネーター・座長で、テーマは「予防接種 特にロタウイルス、肺炎球菌ワクチン、Hibワクチンについて」でした。
4人のシンポジストの発表があり、県立衛生研究所感染症情報センターの烏谷先生からは「愛媛県における予防接種の摂取率と予防効果」と題して、愛媛県は全国平均に比しても摂取率が高いこと等が報告されました。松山赤十字病院の近藤先生からは、新たな予防接種開始後の松山夜間急患センターの患者数の変化や二次病院受診患者の動向が報告されました。松山市保健所の中村先生からは、予防接種法の変更点と行政内部の現状(若干の裏話付き)などのお話がありました。最後にむかいだ小児科の向田先生からは、制度変更により生じた具体的な診療上の問題点とその対策について、第一線診療の生々しい実情と工夫について報告されました。

2013年5月19日

日本小児科学会学術集会(広島)参加報告

2013年4月19〜21日、広島で開催された第116回日本小児科学会学術集会の参加報告です。
愛媛からは、江口先生(シンポジウム)、渡邊先生(口演)、徳田先生(ポスター)、濱田先生(ポスター)、5年生の八木さん(ポスター)、竹原君(ポスター)、それと県立新居浜病院の手塚先生(ポスター)、松山日赤(現 県立中央病院)の岩田先生(ポスター)の発表がありました。H田先生に「発表時の写真を撮っておいてね〜」とカメラを渡したと思ったのですが、殆ど観光と飲み会の写真が撮られていました。
(まあ、なんということでしょう・・・)

当然のことながら、、、夜間集会も盛会でした。


(右下は2日目夜、他3枚は1日目夜の飲み会 あさみ先生の発表時再現らしき写真も・・・)

最後は無事に発表を終えて安堵感ダダ漏れの竹原君と八木さんです。

皆さんお疲れさまでした。

2013年4月21日

森谷先生よかったですねー

大学院4年の森谷友造先生が、無事に卒業となりました。めでたいです。

学位論文は Journal of the American Society of Hypertensionにacceptされている
“ACE2 deficiency induced perivascular fibrosis and cardiac hypertrophy during postnatal development in mice”です。
要約(by友造先生)
アンギオテンシン変酵素2(ACE2)は成人領域では心保護効果を認めることで近年注目されている。今回、ACE2の心臓の成長に対する役割をACE2欠損マウスを用いて検討した。結果はACE2はレニンアンギオテンシン系の過剰な作用を抑制する作用を持つことで心臓の成長を調節していることが示唆された。

2013年3月18日