後期研修基本プラン
愛媛大学眼科専門研修プログラムでは、専門研修基幹施設である愛媛大学医学部附属病院と地域の中核病院群(Aグループ)および地域医療を担う病院群(Bグループ)、計10の研修施設において、それぞれの特徴を活かした眼科研修を行い、日本眼科学会が定めた研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験します。
4年間の研修期間中、1年目は全専攻医が愛媛大学附属病院で研修します。愛媛大学医学部附属病院は症例が豊富で、各専門領域すべての疾患、救急疾患、希少疾患、難病を経験できます。また内眼手術の件数および専門性の高い手術も多いため、眼科手術全般の助手を経験することにより、手術手技の基本も習得できます。
2年目以降はAグループ、Bグループ、場合によっては愛媛大学医学部附属病院で研修します。Aグループを選択すれば、やや高度な手術をより多く経験することができます。Bグループを選べば、common diseaseをより多く経験することができます。愛媛大学医学部附属病院を選べば、眼科内のより専門領域に特化した研修が可能となります。3年目以降に愛媛大学大学院に進学し、診療・研修を行いながら研究を行うことも可能です。

症例豊富な環境で、充実した医療経験を積むことが可能です。
研修開始後、約1ヶ月間に、眼科6領域の必須知識を専門医が分担して集中的にレクチャーします。専門研修施設群合計の手術件数は内眼手術9392件、外眼手術1728件、レーザー手術1833件という症例数豊富な環境が整っており、多彩な疾患を数多く経験し、白内障を中心とした手術を数多く執刀することができます。
愛媛大学医学部附属病院では、幅広い分野の紹介患者があり、眼科全領域の疾患を経験でき、眼科専攻医が研修すべきほぼ全ての手術を施行しています。研修方法は眼科病棟、外来をローテートし、さらに受け持ち患者の手術には助手として手術に入ります。毎週行うカンファレンスに参加し、スライドを用いて受け持ち患者の治療経過を発表するなど、疾患に対する研修のみならずプレゼンテーションの訓練も行います。
また、学会発表の機会も多く、担当専門医の指導のもと論文作成も積極的に行います。論文作成のための自己学習の環境(文献へのアクセス)も整備しています。
