日本感染症学会主催の「第2回 感染症ベーシックスクール in 中国・四国」が開催されました

2019年9月7日(土)から2日間にわたり「第2回 感染症ベーシックスクールin 中国・四国」が広島大学で開催されました。

 日時:2019年9月7日(土曜日)~9月8日(日曜日)
 会場:広島大学 霞キャンパス 基礎・社会医学棟2階
 対象:学生、研修医、専攻医、他(感染症を勉強したい方ならだれでも)

参加者は21名(研修医12名、学生9名)で、セミナーは講演・ワークショップ・感染症クイズで構成され、初日のワークショップでは4名のグループが5つのブースを30分ずつ順番でまわりました。
各ブースで、問診・検査・診断・治療などグループ内でディスカッションが行われた後、解説が行われました。
各ブースの症例は、①腸チフス・パラチフス、②急性HIV感染症、③水痘、④MSSAによる感染性心内膜炎、⑤梅毒、で各ブース担当医が模擬患者となり、オブザーバーのスタッフも加わりながら、和やかな雰囲気でグループ間の議論が推し進められました。



講演は以下の4題で、いずれも非常に興味深く、充実した内容で好評でした。

特別講演①「ヘルペスウイルス感染症の臨床と病態」安川 正貴先生(愛媛大学プロテオサイエンスセンター 免疫制御学部門 特命教授)
特別講演②「上気道感染初のみかた・考え方~「手引き」と「ガイドライン」のはざまで考えること」千酌 浩樹先生(鳥取大学医学部附属病院 感染制御部 高次感染症センター/感染症内科 教授)
教育講演①「成人・妊婦の予防接種について~VPD(vaccine preventable diseases)対策~」東 桃代先生(徳島大学病院 感染制御部 副部長)
教育講演②「新生児はどのようにして腸内細菌を獲得していくか」田内 久道先生(愛媛大学医学部附属病院 感染制御部 部長)

2日目には今回新たに企画された「感染症クイズ」が行われ、記述式で計15問に参加者が挑戦しました。
国師レベルの問題が多く、学生さんにとって勉強になり、研修医の先生には知識の再確認となる内容でした。



解説が行われた後、クイズの成績優秀者に景品が贈呈されました。
愛媛大学からは医学部6回生の本田遼祐君が参加され、見事、『成績優秀者(13問正解)』となりました。

景品は<おしゃれ(?)なキーホルダー>でした。

また、昨年に続いて参加された西野雄貴先生(松山赤十字病院、研修医1年目)も『成績優秀者(15問正解:パーフェクト!)』となり、
<おしゃれ(?)なTシャツ>をゲットされていました。

景品は通常では手に入らない品物ですので、良く見たいという方は、お二人にご相談下さいませ。本田遼祐君、西野雄貴先生、おめでとうございます。そして、お疲れ様でした(^^♪

初日終了後の夜は懇親会が行われ、各医療機関の若い先生方、学生さんを中心に交流が深められ、4次会まで行かれた学生さん・研修医の先生方もいらっしゃったようです。

最後は集合写真を撮影し、無事会を閉じることができました。

ご参加頂いた学生さん、研修医の先生方に感謝です。今年もこの会は非常に好評で、来年度の開催も決定のようです。
来年度(2020年9~11月頃)、この会に参加したいという学生さんや研修医の先生方で詳細が知りたい方は、ぜひ第一内科までご相談くださいませ(^^♪