臨床研究

「本邦における二次性中枢神経病変を有する大細胞型B細胞リンパ腫 (LBCL) の臨床的特徴と治療成績に関する多施設共同後方視的研究」に関するお知らせ

「本邦における二次性中枢神経病変を有する大細胞型B細胞リンパ腫 (LBCL) の臨床的特徴と治療成績に関する多施設共同後方視的研究」に関するお知らせ

西暦2012年1月~2022年12月までに当院において、二次性中枢神経病変を有する大細胞型B細胞リンパ腫と診断された方へ

1 研究について
この研究では、2012年から2022年までにおいて、二次性に中枢神経病変を有する大細胞型B細胞リンパ腫と診断された方に関して、治療の実態や治療成績、予後の解析を行い、今後の治療の進め方や開発につなげることを目的としています。ここで述べられる二次性とは、1) 初発時に中枢神経と体部の両方に病変を有する場合、あるいは2) 初発時は中枢神経に病変を有さず、再発時に中枢神経 (体部の病変の有無は問わない) に病変を有する場合のいずれかを意味します。本研究は名古屋市立大学が中心となり、国内の参加研究機関で行われる多機関共同研究です。研究は、西暦2029年12日31日まで行われる予定です。
この研究の対象者に該当する可能性がある方で、診療情報等を研究目的に利用されることを希望されない場合は、「7あなたの試料・情報の利用又は他の研究機関への提供を希望しない場合」に記載の問い合わせ先までご連絡ください。
この研究を実施することについては、名古屋市立大学医学系研究倫理審査委員会(所在地:名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1)において医学、歯学、薬学その他の医療又は研究に関する専門家や専門以外の方々により倫理性や科学性が十分であるかどうかの審査を受け、承認されたうえで、研究を実施する研究機関の長から研究を実施することについての許可を受けています。また委員会では、この研究が適正に実施されているか継続して審査を行います。
なお、本委員会にかかわる規程等は、以下のホームページよりご確認いただくことができます。
名古屋市立大学病院臨床研究開発支援センター ホームページ “患者の皆様へ”
https://ncu-cr.jp/patient

2 この研究で用いるあなたの試料・情報の利用目的及び利用方法について
この研究では、西暦2012年1月から西暦2022年12月に二次性に中枢神経病変を有する大細胞型B細胞リンパ腫と診断された方の医療情報を電子カルテから収集し、研究代表機関の名古屋市立大学で取りまとめます。共同研究機関から得られたデータは、個人を特定できないように加工を行い、パスワードをかけられた後に名古屋市立大学病院へ電子的に配信・送付されます。集められたデータはUSBなどに電子情報として保存され、鍵のかけた保管庫に厳重に保管されます。
この研究で集めた情報は、将来、二次性中枢神経病変を有する大型B細胞リンパ腫の他の研究から得られたデータと、統合解析や比較解析などに使用する可能性があります。その場合は、改めてその研究の研究計画書について倫理審査委員会に意見を聴き、研究機関の長の許可を得たうえで研究を行います。また、その研究に用いる際には、研究対象者となる方に改めてお知らせします。
なお、この研究に関してあなたへの謝金はありません。

3 この研究で用いるあなたの情報の内容について
この研究では、診療録から以下の情報を抽出し、使用します。
性別、年齢、診断名、組織診断名、診断日、病理組織所見、治療前の身体所見や血液検査・画像検査所見、治療内容、治療効果、再発形式や生存の情報、追加治療の有無や内容、治療中および遅発性の副作用の有無

4 あなたの情報を利用させていただく研究者等について
本研究は、研究代表機関である名古屋市立大学の研究代表者/研究事務局および
研究コアメンバーと、本研究の主旨に賛同した国内研究者による共同研究です。

【研究代表者】
研究機関名:名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学
研究代表者:飯田 真介

【研究コアメンバー】
名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 飯田 真介
愛知県がんセンター 血液・細胞療法部 楠本 茂
がん研究会有明病院 血液腫瘍科 丸山 大
国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 棟方 理
名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 鈴木 智貴
名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 佐々木 宏和

【共同研究機関】
共同研究機関においては、各機関の研究責任者が責任をもって情報を管理します。共同研究機関については、後述の「共同研究機関一覧」を参照下さい。

この研究では、本研究施設においては、以下の研究者があなたの情報を利用させていただきます。
研究責任者: 竹中 克斗
研究分担者: 丸田 雅樹

5 本研究施設における研究責任者等の氏名
この研究は、本施設では以下の研究責任者/個人情報管理者が責任をもって情報を管理します。
研究機関名:愛媛大学医学部附属病院
研究責任者:竹中 克斗
個人情報管理者:病院長 杉山 隆

6 あなたのプライバシーに関わる内容は保護されます。(個人情報等の取り扱い)
あなたの情報は、それらから個人を特定する情報が削られ、代わりに新しく符号がつけられます(匿名化)。あなたとこの符号とを結びつける対応表は、あなたの情報を頂いた病院や研究機関で厳重に管理され、あなたのプライバシーに関わる情報(住所・氏名・電話番号など)は保護されます。報告書などやこの研究を通じて得られたあなたに係わる記録が学術雑誌や学会で発表される場合も、得られたデータがあなたのデータであると特定されることはありません。

7 あなたの試料・情報の利用又は他の研究機関への提供を希望しない場合
この研究について知りたいことや、ご心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。また、この研究にあなたの情報が利用されることや、他の研究機関へ提供されることを希望されない場合は、下記連絡先まで電話にてご連絡ください。
研究の進捗状況によっては、個人情報の特定ができない状態に加工されており、あなたのデータを取り除くことができない場合があります。
【本研究施設における問い合わせ先】
研究実施機関:愛媛大学医学部附属病院
連絡先:089-960-5296
(対応可能時間帯) 平日9時~16時
対応者:丸田 雅樹
【研究事務局】
名古屋市立大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学
担当者名:佐々木 宏和/鈴木 智貴
連絡先:052-853-8738

8 研究に関する情報公開
この研究の成果は、学術雑誌や学術集会を通して公表する予定ですが、その際も参加された方々の個人情報などが分からない状態で発表します。

9 研究により得られた研究成果等の取り扱い
この研究で得られるデータ又は発見に関しては、研究者もしくは研究者の所属する研究機関が権利保有者となります。この研究で得られるデータを対象とした解析結果に基づき、特許権等が生み出される可能性がありますが、ある特定の個人のデータから得られる結果に基づいて行われることはありません。したがって、このような場合でも、あなたが経済的利益を得ることはなく、あらゆる権利は、研究者もしくは研究者の所属する研究機関にあることをご了承ください。

10 この研究の資金源及び利益相反(COI(シーオーアイ):Conflict of Interest)について
研究一般における、利益相反(COI)とは「主に経済的な利害関係によって公正かつ適正な判断が歪められてしまうこと、または、歪められているのではないかと疑われかねない事態」のことを指します。具体的には、企業等が研究に対してその資金を提供している場合や、研究に携わる研究者等との間で行われる株券を含んだ金銭の授受があるような場合です。このような経済的活動が、研究の結果を特定の企業や個人にとって有利な方向に歪曲させる可能性を判断する必要があり、そのために研究の資金源や、各研究者の利害関係を申告することが定められています。
この研究に関する費用は、日本学術振興会 科学研究費助成事業および名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学の奨学寄附金および治験関係研究費から支出されています。また、この研究に関わる研究等と研究に関連のある特定の企業との間に開示すべき利益相反関係はありません。名古屋市立大学において、この研究について、企業等の関与と研究責任者および研究分担者等の利益相反申告が必要とされる者の利益相反(COI)について、名古屋市立大学大学院医学研究科医学研究等利益相反委員会の手続きを終了しています。
また、共同研究機関においても、利益相反関係を把握し、生命・医学系倫理指針を遵守して適切に対応しています。

共同研究機関一覧

研究機関名 研究責任者 氏名
1 愛知県がんセンター 血液・細胞療法部 楠本 茂
2 安城更生病院 血液・腫瘍内科 澤 正史
3 愛媛大学医学部附属病院 第一内科 竹中 克斗
4 大分県立病院 血液内科 佐分利 益穂
5 大阪国際がんセンター 血液内科 多田 雄真
6 神奈川県立がんセンター 血液・腫瘍内科 高橋 寛行
7 金沢医科大学病院 血液・リウマチ膠原病科 正木 康史
8 がん研究会有明病院 血液腫瘍科 丸山 大
9 岐阜大学医学部附属病院 血液・感染症内科 中村 信彦
10 京都第一赤十字病院 血液内科 古林 勉
11 京都大学 脳神経外科 荒川 芳輝
12 京都府立医科大学附属病院 血液内科 藤野 貴大
13 杏林大学医学部 血液内科学 高山 信之
14 杏林大学医学部 脳神経外科学 永根 基雄
15 熊本大学病院 血液内科 立津 央
16 群馬県立がんセンター 血液内科 村山 佳予子
17 慶應義塾大学病院 血液内科 櫻井 政寿
18 国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 伊豆津 宏二
19 国立病院機構岡山医療センター 血液内科 角南 一貴
20 国立病院機構名古屋医療センター 血液内科 鈴木 康裕
21 埼玉医科大学国際医療センター 造血器腫瘍科 高橋 直樹
22 佐世保市総合医療センター 血液内科 牧山 純也
23 JA愛知厚生連海南病院 血液内科 矢野 寛樹
24 聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科 富田 直人
25 千葉県がんセンター 腫瘍・血液内科 三科 達三
26 筑波大学医学医療系 血液内科 坂田(柳元)麻美子
27 東北大学病院 血液内科 福原 規子
28 獨協医科大学 血液・腫瘍内科 今井 陽一
29 豊川市民病院 血液内科 稲垣 淳
30 豊田厚生病院 血液内科 平賀 潤二
31 都立駒込病院 腫瘍内科 八木 悠
32 長崎大学病院 血液内科 加藤 丈晴
33 名古屋市立大学医学部附属西部医療センター 血液・腫瘍内科 金森 貴之
34 名古屋大学医学部附属病院 血液内科 島田 和之
35 浜松医科大学 血液内科 永田 泰之
36 福井大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 根来 英樹
37 藤田医科大学 血液内科 冨田 章裕

 

「HLA適合血小板の有効性と安全性に関わる後方視調査研究」に関するお知らせ

「HLA適合血小板の有効性と安全性に関わる後方視調査研究」に関するお知らせ

このたび、当院で輸血を行った患者さんの情報を用いた以下の研究を実施いたします。
本研究は、埼玉医科大学国際医療センターIRBの承認を得て愛媛大学医学部附属病院長による許可のもと行うものです。
本研究では、患者さんに追加でご負担をお願いすることはありませんが、カルテ情報等を使用することに賛成でない場合、あるいはご質問がある場合は、患者さんご自身でもその代理人の方でも結構ですので、問い合わせ先までお申し出ください。お申し出いただいても不利益になることは一切ありません。

研究の概要について
1.研究の対象となる方
2020年1月1日から2023年12月31日までの期間にHLA適合血小板製剤という特殊な血小板製剤の輸血を受けられた患者さんの一部が研究対象となります。対象となるかどうかはお問合せいただければお調べいたします。
2.研究の目的
研究の目的は以下の3点です。
① HLA適合血小板の使用実態を明らかにすること
② HLA適合血小板の有効性と安全性を評価すること
③ HLA適合血小板の使用ガイド(日本輸血・細胞治療学会)」との適合性を評価すること
3.研究期間
愛媛大学医学部附属病院長の許可後~2026年3月31日
4.利用または提供の開始予定日
研究実施許可日から1か月後

研究に用いる情報について
1.試料・情報の内容
① HLA適合血小板を行った時点の情報:年齢、性別、患者血液型、原疾患名、造血幹細胞移植の有無、有りの場合は移植ソースの種類、移植日、移植後合併症(GVHD,VOD、TMA)の有無、血小板減少の病態、輸血時の発熱の有無、感染症の有無、出血の有無、DICの有無、脾腫の有無、アンホテリシンB投与の有無、造血幹細胞移植の有無、抗HLA抗体陽性判定日、輸血日時、輸血前後の血小板数と測定日時、輸血時患者身長、体重、副反応の有無、製剤血液型。
② HLA適合血小板輸血前に行った血小板輸血の情報:輸血日時、輸血前後の血小板数と測定日時、輸血時患者身長、体重、副反応の有無、製剤血液型。
※この研究で得られた患者さんの情報は、埼玉医科大学国際医療センターにおいて、研究責任者である埼玉 倫太郎が、個人が特定できないように加工した上で管理いたします。そのため、患者さんのプライバシーが侵害される心配はありません。
2.試料・情報の取得方法
電子カルテから情報を取得します。
3.試料・情報を利用する者(研究実施機関)
・埼玉医科大学国際医療センター輸血・細胞移植科 石田明(研究代表者)
・埼玉医科大学国際医療センター輸血・細胞移植科 松岡佐保子
・埼玉医科大学病院輸血・細胞移植部 小林清子
・独協医科大学埼玉医療センター臨床検査部・輸血部 樋口敬和
・東邦大学医療センター大森病院輸血部 奥田 誠
・東京大学医科学研究所附属病院セルプロセッシング・輸血部 長村登紀子
・東京医科大学八王子医療センター輸血部 田中朝志
・横浜市立大学附属市民医療センター輸血部 野﨑昭人
・群馬大学医学部附属病院輸血部 横濱章彦
・信州大学医学部附属病院輸血部 柳沢龍
・福島県立医科大学附属病院輸血部 池田和彦
・筑波大学附属病院輸血部 長谷川雄一
・北里大学病院輸血部 大谷慎一
・埼玉メディカルセンター内科 得平道英
・東京医科歯科大学病院輸血部 梶原道子
・愛媛大学医学部附属病院輸血・細胞治療部 山之内純
4.試料・情報の管理責任者
・提供元機関 埼玉医科大学国際医療センター輸血・細胞移植科 石田明
・提供先機関 埼玉医科大学国際医療センター輸血・細胞移植科 石田明
【埼玉医科大学国際医療センター】 病院長
5.試料・情報の提供方法等について
研究対象となる方の個人情報には研究特有の患者識別コードを割り付け、匿名化した状態で研究データを管理します。その際、患者識別コードと個人情報を連結する対応表を作成して施錠可能な保管庫内に保管しますが、研究終了後5年間保管して、その後完全に廃棄します。調査結果は郵送またはオンラインで埼玉医科大学国際医療センターに集められ、すべて施設内で取り扱い適切に管理します。公表時にも被験者の個人情報保護に配慮します。

お問い合わせについて
ご自身の診療情報等を利用されたくない場合、あるいは質問がおありの場合は、以下の連絡先までご連絡ください。利用されたくない旨のご連絡をいただいた場合は、研究に用いることはありません。ただし、ご連絡いただいた時点ですでに研究結果として学会や論文などで公表されていた場合は、結果などを破棄することができませんので、ご了承ください。

問い合わせ先
愛媛大学医学部附属病院輸血・細胞治療部 山之内純
住所:791-0295 愛媛県東温市志津川  Tel:089-960-5296

AI深層学習によるInterim PET画像診断支援ソフトウェア開発のための探索的研究(JCOG1305A1)

お知らせ

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や情報を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテを利用することにご了解いただけない方は、以下の【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

 

AI深層学習によるInterim PET画像診断支援ソフトウェア開発のための探索的研究(JCOG1305A1)

1.研究の対象

JGOG1305「Interim PETに基づく初発進行期ホジキンリンパ腫に対するABVD療法およびABVD/増量BEACOPP療法の非ランダム化検証的試験」に参加して治療を受けられた方

2.研究目的・方法

研究の概要:
Fluorodeoxyglucose positron emission tomography(FDG-PET)検査は、悪性腫瘍の糖代謝を評価することにより、多くの腫瘍における治療前の病期診断および治療効果判定において、その有用性が示されています。特に古典的ホジキンリンパ腫においては、FDG-PETによる治療途中の評価(interim PET)によるその後の治療経過(リンパ腫再発のリスクなど)の予測の有用性が報告されています。ご参加いただいたJCOG1305試験においてもinterim PET結果に基づいた治療プログラムを採用しています。このinterim PETの結果に基づいた治療プログラムを広く普及するためには、全国どの施設でも、interim PET検査の画像診断技術が一定以上の精度を保つことが必要と考えています。そこで、このJCOG1305A1研究(以下、本研究)では、人工知能(artificial intelligence:AI)の深層学習によるinterim PET画像の診断支援をするソフトウェアを開発することを目指します。

研究の意義:
本研究の結果、AI深層学習によるinterim PET画像診断ソフトウェアの開発が進めば、日常診療におけるinterim PETの判定がより正確に実施できることにつながることが期待されます。初発進行期ホジキンリンパ腫を対象としたinterim PET画像に基づく層別化治療(リンパ腫再発リスクに応じた治療強度変更を行う治療)の普及につながることが期待されます。

目的:
本研究は、JCOG1305試験に登録された方のPET画像データを用いて、AI深層学習によるinterim PET画像診断支援ソフトウェアを開発することを目的としています。

方法:
JCOG1305試験で得られたPET検査(治療前および治療途中に撮像されたPET検査)の情報と診療情報を合わせて使わせていただきます。PET検査のAIの深層学習の結果と診療情報との関連を検討して、画像診断支援のソフトウェアの開発をします。
研究実施期間:
愛媛大学医学部附属病院長の研究実施許可日から5年間実施する予定です。

3.研究に用いる試料・情報の種類情報:

・JCOG1305で収集された臨床情報と画像検査(FDG-PET)の情報
・JCOG1305登録番号

既にJCOG1305試験で受けられたPET検査(治療前および治療途中に撮像された)の画像データおよびJCOG1305試験で得られた臨床データを用いて、画像診断支援ソフトウェアを開発いたしますので、追加で検査をお願いすることはありません。また、本研究では、JCOG1305で用いられている登録番号を使用させていただきますが、これらの情報だけでは、参加施設のコンピューターや管理表を見ない限り、氏名や住所などを特定することはできません。コンピューター上にある管理表などは参加施設の個人情報管理者が適切に管理いたします。

4.外部への試料・情報の提供

当施設からデータセンター、共同研究機関への解析情報、臨床情報、画像情報の提供は、JCOG登録番号を用いて、特定の関係者以外が個人を識別し得る情報にアクセスできない状態で行います。対応表は、当施設の研究責任者が保管・管理します。
臨床情報や画像情報、解析結果等のデータはデータセンター/共同研究機関で半永久的に保管されます。

5.研究組織

・研究代表者 国立病院機構名古屋医療センター 血液内科 永井 宏和
・研究事務局 愛知県がんセンター 血液・細胞療法部 楠本 茂
・株式会社アドイン研究所 井上 和治
・東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 画像診断・核医学分野 立石 宇貴秀
・国立がん研究センター中央病院 臨床研究支援部門 JCOGデータセンター 福田 治彦

6.研究の資金源、利益相反について

この研究は以下の研究費を利用して行われます。
・国立がん研究センター研究開発費
「成人固形がんに対する標準治療確立のための基盤研究」班
・日本医療研究開発機構委託研究開発費 革新的がん医療実用化研究事業
「Interim PETに基づく初発進行期ホジキンリンパ腫に対するABVD療法およびABVD/増量BEACOPP療法の非ランダム化検証的試験:JCOG1305試験」班

研究における、利益相反(COI(シーオーアイ):Conflict of Interest)とは「主に経済的な利害関係によって公正かつ適正な判断が歪められてしまうこと、または、歪められているのではないかと疑われかねない事態」のことを指します。この研究に関する必要な経費は、おもに公的資金でまかなわれ、研究代表者、研究事務局、共同研究者、施設研究責任者、担当医は、研究遂行にあたって特別な利益相反状態にはありません。

7.お問い合わせ先

ご希望があれば、他の患者さんの個人情報や研究に関する知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書および関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出ください。また、情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方が拒否された場合は研究対象といたしません。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
本研究に関するご質問等がある場合や、研究への試料・情報の利用を拒否する場合には、下記の連絡先までお問い合わせください。ただし、すでにこの研究の結果が論文などで公表されていた場合には提供していただいた情報や、試料に基づくデータを結果から取り除くことができない場合があります。なお、公表される結果には特定の個人を識別することができる情報は含まれません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
愛媛大学医学部附属病院 第一内科
〒791-0295 愛媛県東温市志津川
TEL:089-960-5296、FAX:089-960-5299

施設研究責任者:
愛媛大学医学部附属病院 第一内科・腫瘍センター
薬師神芳洋
(本研究 事務担当 丸田)

JCOG1305A1研究事務局
楠本 茂
愛知県がんセンター 血液・細胞療法部
〒464-8681 愛知県名古屋市千種区鹿子殿1-1
TEL:052-762-6111、FAX:052-764-2923

JCOG1305A1研究代表者
永井 宏和
国立病院機構名古屋医療センター 血液内科
〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸四丁目1-1
TEL:052-951-1111、FAX:052-951-0664

遺伝性血栓性素因による特発性血栓症のレジストリー研究

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環状鉄芽球および血小板増加症を伴う骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍の後方視的解析

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大型血管炎の外科治療および周術期管理に関するレジストリ研究 LVV surgical registry

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血管内B細胞リンパ腫における多施設共同後方視的研究

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濾胞性リンパ腫患者を対象とした抗CD20抗体併用化学療法の有害事象と有効性に関する観察研究

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妊婦に対する自己血輸血の現状に関する研究

妊婦に対する自己血輸血の現状に関する研究
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遺伝性血栓性素因による特発性血栓症の疫学研究(二次調査)

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