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愛媛大学大学院医学系研究科 口腔顎顔面外科学講座

医局ブログ

第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会

2024.09.03

【発表者】本釜

令和6年8月30日、31日にマリンメッセ福岡にて第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会が開催されました。学会のメインテーマは、「First and Last and Always いつも かわらず」で、「摂食嚥下リハビリテーションの30年間の歴史を振り返りつつ、創成期(First)での苦難、最先端の研究(Last)そして今は定説となった技術(Always)をダイジェストする」でした。

「中咽頭癌術後の摂食嚥下障害と構音障害に対し舌接触補助床が有効であった1例」を発表しました。今回は、台風の上陸により、多くの交通機関が運休となり、現地参加できない人が多く、一部を除き、講演の多くがオンデマンドとなりました。

摂食嚥下リハビリテーション分野は、多職種でのアプローチが重要です。そのため、講演を聴き、歯科医師としての役割だけでなく、各職種の役割を学び、臨床に繋げられるよう自己研鑽を積みたいと思います。

東條先生 学位審査会

2024.08.21

8月19日に当講座大学院4年の東條先生の学位論文公開審査会がありました。

たくさんの方にご支援いただき、無事に終了することができました。感謝いたします。

令和6年度 高知市歯科医師会/第1回学術講演会

2024.07.29

参加者:内田大亮

場所:高知県歯科医師会館(ハイブリッド講演)

2024年7月27日に,「開業医でもできる口腔外科小手術の勘所 ―智歯抜歯を中心に―」と題して講演してきました。猛暑の中、32名のご来場と40名のweb参加をいただきました。皆さん熱心にご聴講いただきました。智歯(親知らず)の抜歯は、外科出身以外の先生にとっては、ややハードルが高いものですが、便利な道具を用いたり、コツを習得することで、自院でも可能になることをお話しました。

終了後は宮川会長、母校の諸先輩方、同級生を交えて意見交換会が行われ、高知のグルメを堪能しました。

山下学術部長、岡田夫妻には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

第78回NPO法人日本口腔科学会学術集会

2024.07.26

【参加者】中城、足立、土井

7 月 20 日から 21 日にかけて東京大学本郷キャンパスにて開催された第78回NPO法人日本口腔科学会学術集会に参加してきました。

当科からは初日に新人賞受賞講演のセッションにて「早期舌扁平上皮癌における静脈侵襲,リンパ管侵襲,神経侵襲と予後に関する検討」という演題で土井が発表を行いました。

2日目には一般演題のセッションにて「口腔扁平上皮癌患者におけるinterleukin-6 の予後予測因子、治療標的としての有用性」という演題で足立が発表を行い、Rising Scientist賞を受賞致しました。

現地では悪性腫瘍、顎骨の臨床解剖、顎変形症等の様々なシンポジウムが開催され、多くの知見を得ることが出来ました。今後の診療に生かしていければと思います。

第35回 日本嚥下障害臨床研究会へ参加しました

2024.07.23

発表者:本釜聖子

参加者:武田紗季

2024年7月20日に、松山市にぎたつ会館にて開催された第35回日本嚥下障害臨床研究会へ参加いたしました。

今回のテーマは「災害時も、摂食嚥下を守る」であり、通常の診療を基礎として、さらに知識と理解を深め災害時にも生かせる特別講演が企画されていました。また、適切な診査・診断の下、患者様とともに多職種によるチームアプローチが重要かつ有効であることを学びました。そのために、各職種が診療中に工夫している点や適切な介入時期の決定の仕方を理解しました。

また、当科の本釜聖子が基礎講座として、「PAP・PLPの適応と製作方法」の講演を行いました。PAP・PLPは、⻭科医師の求められる専⾨性として、⼝腔機能を改善する補綴装置製作であり、適応、製作方法、紹介先等、多職種への理解を深めることのできる講演となりました。

今回の研究会への参加を機に、摂食嚥下障害を有する患者様への治療へ生かし、より尽力してまいります。

 

第37回 一般社団法人日本顎関節学会学術集会

2024.07.18

【参加者】栗林伸行

7月13、14日に徳島県あわぎんホールで開催された第37回日本顎関節学会学術集会に参加しました。

学会では、進行性下顎頭吸収におけるシンポジウムや顎関節人工関節全置換術の適応基準と臨床応用におけるセミナーがあり大変勉強になりました。また、当科からは栗林が「咀嚼筋痛障害および顎関節痛障害を伴う顔面非対称患者に対し外科的矯正治療を行った 1 例」の演題名にてポスター発表を行いました。地元での学会開催であり、懐かしい先生方にもお会いでき大変有意義な時間となりました。

一般社団法人 日本医療機器学会 第36回 機器と感染カンファレンス 第2回愛媛県滅菌業務研究会

2024.07.17

【参加者】 内田大亮

2024年7月13日に愛媛県で開催された上記研究会に材料部長として初めて参加しました。テーマは「滅菌管理業務水準の向上を目指して-愛媛の現状と取り組み」であり、本学を含めた県内の企業、病院などの洗浄滅菌業務についての取り組みのほか、各種滅菌方法の利点欠点、外部評価時の注意点等について聴講いたしました。

私は2演題の座長を務めましたが、洗浄滅菌の詳細につき逆にご教授いただきました。日本医療機器学会は1923年に設立された歴史ある学会ですが、多職種が連携した多角的な検討・意見が出され、この分野に関する造詣を深めることができました。

夜は懇親会が行われ、各分野から貴重なご意見をお伺いすることができました。

モンゴル国国際医療支援2024

2024.07.12

【参加者】内田大亮、栗林伸行

6月29日 ~ 7月9日の11日間、モンゴル国での国際医療支援活動に参加しました。愛媛大学からは内田教授、形成外科の森准教授と栗林が参加しました。

川又均主任教授を中心とした獨協医科大学チームに同伴し、モンゴル国立母子医療センターのCLPチームスタッフとドルノド県立総合病院にて医療支援を行いました。ドルノド県は首都であるウランバートルから約600km 東に位置し、バスを使って丸1日かけて移動しました。現地では口唇口蓋裂の患者さんを中心に約30人の患者さんの診察を行った後、3日間かけてモンゴルチームと共に約20症例の手術を行いました。移動も含めハードな医療支援でありましたが、達成感もあり非常に有意義な時間となりました。

今回の貴重な経験を、今後の診療にも生かして日々精進いたします。

2024年度手術手技研修

2024.07.10

2024年度手術手技研修を6月‪27 日に愛媛大学医学部手術手技センターにて実施しました。

研修には合田先生、栗林先生、上村先生、東條先生、雑賀先生、白井先生、足立先生、児島先生、土井先生、岡本先生、中川先生、細田先生が参加しました。

研修では頸部郭清術、気管切開術、インプラント埋入術の手技についてご献体を通して勉強させていただきました。 経験回数が少なかったり、経験したことの無い手技を経験できる大変貴重な機会となりました。実際に手術を経験させて頂くことにより、手技についての理解を深めることが出来ました。 今回の研修をもとに手術手技の研鑽に努め、今後の臨床に活かしていければと思います。

第133回公益社団法人日本補綴歯科学会学術大会

2024.07.08

【参加者】本釜 聖子

令和6年7月5日~7日に幕張メッセで開催された第133回日本補綴歯科学会学術大会に参加してきました。今回のメインテーマは、補綴の未来、歯科の未来。「不易流行(変わらないもの、変えていくもの)」でした。シンポジウム、教育講演、スキルアップセミナーは、クラウンブリッジ、義歯、インフォームドコンセントを活用した臨床エビデンス、英語論文の執筆、審美歯科、セラミック修復、口腔機能と栄養摂取など多くあり、どのセミナーも興味深く、どのセッションに出席しようか迷うほどでした。

参加できなかったセミナーに関しては、オンデマンドで配信されるものもあるので、後日聴講しようと思います。得られた知識を地域医療、患者様に還元できるよう、今後も自己研鑽を積みたいと思います。