2025.07.07
【参加者】栗林恭子、河本裕美子
7月6日に岡山大学創立五十周年記念館にて開催された第68回中・四国矯正歯科学会大会に参加しました。
大会のテーマは「45歳からの矯正歯科治療-個性正常咬合を見極める-」で、中高年における矯正歯科治療時には、歯周病、多数歯欠損さらには全身疾患に配慮した治療計画の立案や他科と連携した包括的歯科治療が必要になることが、様々な症例発表で示されており、新たな知見を得ることができました。
今後、高齢化社会が進む中、健康寿命の延伸につながる健全な口腔機能の向上に寄与できるよう、他科との連携を強化し、個々の患者に応じた最適な矯正歯科治療を提供していきたいと思います。
2025.07.04
【参加者】 中城公一、 白井博之
7月2日〜7月4日に北海道大学で開催された第29回日本がん分子標的治療学会学術集会に参加しました。
7月2日にフラッシュトークおよび7月3日にポスター発表として「microRNA-1260a抑制によるヒト口腔扁平上皮癌細胞の増殖阻害効果」という題目で行いました。
今回の学会参加を通じてがん分子標的治療に関する新しい知見を得ることができました。これらの知見を日頃の臨床に生かしていきたいと思います。
2025.06.30
【参加者】本釜聖子、武田紗季
6月27日〜29日に幕張メッセにて行われた日本老年歯科医学会 第36回学術大会へ参加しました。
口腔機能低下と栄養評価や慢性疾患との関連や、口腔機能低下症の手技に関する教育システムの構築、より簡便な口腔機能管理のツールの開発について、多くの知見が得られました。
また、徳島大学 市川哲雄名誉教授、徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔顎顔面補綴学分野 渡邉恵教授、永尾寛准教授とディスカッションを行い、研究についてのご指導をいただきました。
明日からの研究と臨床に生かせるよう、今後も精進してまいります。
2025.06.16
【参加者】内田大亮、中城公一、一色快斗
2025 年 6 月 13 日・14 日、北海道札幌市のグランドメルキュール札幌大通公園にて開催された第 49 回日本頭頸部癌学会総会・学術講演会に参加いたしました。
本学会では、大学院生の一色が「早期口腔扁平上皮癌の潜在性頸部リンパ節転移に関わる遺伝子の探索」という演題で発表を行い、早期口腔扁平上皮癌の転移と関連の疑いのある遺伝子についてポスター発表を行いました。
シンポジウムや教育講演では化学療法についてICIを中心に発表があり第3相KEYNOTE-689試験の結果については日本の保険診療に収載されうるNACの話など参考になるものばかりでした。
当科においても、今回得られた知見を踏まえ、今後も技術研鑽と治療の質向上を追求し、最善の医療提供に努めてまいります。
2025.06.12
当科では、身体的フレイルの一因となりうる関節疾患と口腔機能との関連について、当院整形外科と共同研究を行っています。
その研究のうち、2025年2月1日に第181回愛媛整形外科集談会にて行われた
人工股関節置換術における術前の口腔機能の低下が術後早期の活動量に与える影響の検証
鈴木健都1)、木下智文2)、本釜聖子3)、武田紗季3)、忽那辰彦2)、河野康平2)、西村亮佑2)、間島直彦2)、髙尾正樹2)
1)愛媛大学医学部医学科、2)愛媛大学医学部医学系研究科 整形外科学、3)愛媛大学医学部附属病院 歯科口腔外科・矯正歯科
が優秀発表賞を受賞しました。
この受賞を励みに、関節疾患を始めとする全身疾患と口腔機能の関連について詳細を明らかにするため、より一層研究を進めてまいります。
2025.06.09
【参加者】内田大亮、合田啓之
2025 年 6 月 5 日・6 日、福岡県北九州市の北九州国際会議場にて開催された第 35 回日本顎変形症学会学術集会に参加いたしました。
本学会では、内田教授が「顎矯正手術後に発症したプロテイン S 欠乏症による深部静脈血栓症の 1 例」という演題で発表を行い、術後合併症の予防と管理に関する貴重な知見を共有しました。
顎矯正手術は世界中で確立された治療法ですが、各施設において安全性・機能性のさらなる向上を目指した改善・改良が日々進められており、本学術集会でも最新の手術手技や術前術後管理に関する活発な議論が交わされました。
当科においても、今回得られた知見を踏まえ、今後も技術研鑽と治療の質向上を追求し、最善の医療提供に努めてまいります。
2025.05.20
【参加者】内田大亮、日野聡史、栗林伸行
5月16日・17日に長野県のキッセイ文化ホールおよびエア・ウォーターアリーナ松本にて開催された第79回 NPO法人日本口腔科学会学術集会に参加しました。
当科からは、内田教授が「診療における口腔科学の任務と力」をテーマとしたシンポジウムに座長として参加し、日野講師が同シンポジウムにて「歯科医師は感染症診療のエキスパートとして全身の健康に寄与できる」の演題名でシンポジストとして登壇しました。また、栗林は「CXCL13を腫瘍マーカーとした口腔扁平上皮癌の診断および予後評価」をテーマにポスター発表を行いました。
本学術集会では、口腔科学の多様な研究領域に関する最新の知見が共有され、活発な意見交換が行われました。シンポジウムやポスターセッションを通じて、多職種間および他大学との学術交流も深まり、非常に有意義な機会となりました。
また、夜には高知大学の山本哲也教授、千葉大学の鵜澤一弘教授をはじめとする各大学の先生方とともに信州そばを囲み、親睦を深めることができました。
2025.05.19
【参加者】本釜聖子
令和7年5月16日~18日の日程で長崎にて開催された公益社団法人日本補綴歯科学会第134回学術大会に参加してきました。
今回の学会のテーマは「不易流行(変わらないもの、変えていくもの)」で、最先端のデジタルデンティストリーとその動向、補綴の基礎となる臨床術式、先進的な治療術式など多数のシンポジウムやセミナーがあり、どれを聴きに行くか迷うほどでした。
今回、一番興味深かったのは、全部床義歯(総義歯)治療のデジタルワークフローと全顎的補綴治療である咬合挙上に関するシンポジウムで、新しい知見の学びと今までの知識のアップデートができました。
日々の臨床に還元できるよう、研鑽を積みたいと思います。
2025.05.12
【参加者】 白井博之
5月10日〜5月11日に広島国際会議場で開催された若手口腔外科医交流会第3回学術集会に白井が参加しました。
5月10日に症例報告として「2年間無再発生存が得られている顎下腺導管癌の1例」という題目でポスター発表を行いました。
今回の学会参加を通じて口腔外科手技の向上おびびトラブルシューティングに関する新しい知見を得ることができました。これらの知見を日頃の臨床に生かしていきたいと思います。
2025.05.07
5/3に埼玉県(さいたま市)で開催された日本救急医学会認定 ICLSコースを当科の上村助教が受講しました。
本コースの受講やACLSの受講は学会が定める専門医の申請に関わるほか、「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」をテーマとしており、病院歯科に所属する歯科医師のみならず、医療従事者において非常に重要なスキルを習得できると思いました。
非常に有意義な受講になりました。