再生不良性貧血に対する同種移植において、移植前処置ならびにドナータイプが混合キメラ・二次性生着不全に与える影響

お知らせ
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテの記録を利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

【研究課題名】再生不良性貧血に対する同種移植において、移植前処置ならびにドナータイプが混合キメラ・二次性生着不全に与える影響

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院第一内科

【研究責任者】谷本一史(第一内科 特任講師)

【研究代表者】日本造血細胞移植学会 
再生不良性貧血(成人)ワーキンググループ
自治医科大学附属さいたま医療センター 血液科 准教授 賀古真一 

【研究の目的】
 過去に再生不良性貧血で同種造血幹細胞移植を施行された患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、治療方法や有効性について評価する研究を行うことといたしました。この研究は再生不良性貧血における有効な治療方法の検討を目的としたものであり、皆様の今後の診療にも役立つことができると考えています。

【研究の方法】
 (対象となる患者さん)2000年1月から2014年12月までに愛媛大学医学部附属病院で初回同種移植(同系移植を除く)が行われた16歳以上の再生不良性貧血の患者さん。
(利用するカルテ情報)患者情報(移植時年齢、性別など)、疾患情報(移植前血算値、移植時再生不良性貧血重症度、移植前治療内容、移植前輸血回数など)、移植関連情報(移植日、ドナータイプ、ドナーソース、ドナーとのHLA適合度・血液型適合度、移植前処置、輸注細胞数、各血球の生着状況、GVHD予防法、急性GVHDの有無、慢性GVHDの有無、最終転帰、最終転帰が死亡の場合は死因、免疫抑制剤の治療内容、キメラ状態・二次生着不全の有無など)

【共同研究について】
 この研究は、日本造血細胞移植学会が実施する造血細胞移植医療の全国調査に参加している移植施設と共同で行っています。
あなたのデータ/試料は、匿名化されて、自治医科大学附属さいたま医療センターに送られます。あなたの情報を含む多くの情報を解析することで、医学・医療の発展に役立つ成果が得られることが期待されます。

【個人情報の取り扱い】
 収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる個人情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院第一内科 谷本一史
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5296