ANCA関連血管炎におけるTIMP-1, CD93の増加機序に関する研究

ANCA関連血管炎におけるTIMP-1, CD93の増加機序に関する研究

 

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った検査の後に保管されている病理標本(腎・肺・副鼻腔・皮膚・消化管・神経生検などの病理標本)を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや保管されている病理標本を利用することをご了解いただけない方は、2018年11月30日までに下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

【研究課題名】
ANCA関連血管炎におけるTIMP-1, CD93の増加機序に関する研究

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院 第一内科

【研究責任者】石﨑 淳(愛媛大学医学部附属病院第一内科講師)

【研究の目的】
 過去に受診されたANCA関連血管炎患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、既存の病理標本を解析し、我々が質量分析装置を用いたバイオマーカー探索により同定した、ANCA関連血管炎の病勢や臓器障害を反映する新規バイオマーカーの発現部位や機序について研究を行うことといたしました。この研究はANCA関連血管炎における有用なバイオマーカーの検討を目的としたものであり、今後の診療にも役立つことができると考えています。

【研究の方法】
 (対象となる患者さん)2000年1月から2018年8月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうちANCA関連血管炎と診断された患者さんで腎・肺・副鼻腔・皮膚・消化管・神経などの生検を受けられた方
(利用するカルテ情報)性別、年齢、発症時期、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、治療状況 等
(利用する試料)通常の診療で行った検査の後に保管されている病理標本(腎・肺・副鼻腔・皮膚・消化管・神経生検などの病理標本)

【個人情報の取り扱い】
 収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

<試料・情報の管理責任者> 愛媛大学医学部附属病院第一内科 石﨑 淳

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院第一内科 石﨑 淳
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5801