日本における真性多血症および本態性血小板血症患者の臨床像、生命予後およびイベントリスクに関する多施設後方視的研究

日本における真性多血症および本態性血小板血症患者の臨床像、生命予後およびイベントリスクに関する多施設後方視的研究

 

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテを利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

【研究課題名】日本における真性多血症および本態性血小板血症患者の臨床像、生命予後およびイベントリスクに関する多施設後方視的研究

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院 血液・免疫・感染症内科

【研究責任者】山之内純(愛媛大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部 部長)

【研究代表者】小松則夫(順天堂大学医学部内科学血液学講座 教授)

【研究の目的】
 過去に受診された真性多血症患者さんと本態性血小板血症患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、臨床像、実臨床での治療実態について評価する研究を行うことといたしました。この研究は真性多血症と本態性血小板血症における生存率、イベント発生率、およびその発症に影響を及ぼしたと考えられるリスク因子を調査することを目的としたものであり、今後の診療にも役立つことができると考えています。

【研究の方法】
 (対象となる患者さん)2005年4月から2018年3月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうち、真性多血症と本態性血小板血症と診断された20歳以上の患者さん
(利用するカルテ情報)性別、年齢、診断日、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、治療状況 等
なお、重複登録をさけるため、氏名の イニシャル、診療ID、生年月日、初発時住所(市区郡)を報告する。イニシャル、診療IDは重複登録チェックのみに用いられ、解析データには含まれない。

【共同研究について】
 この研究は、日本血液学会に参加している他の病院や研究施設と共同で行っています。
対象となる患者さんのデータは、匿名化して、電子的データ収集システムに入力し、データセンターに送信する。多くの情報を解析することで、医学・医療の発展に役立つ成果が得られることが期待されます。

【個人情報の取り扱い】
 収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

<試料・情報の管理責任者>  
順天堂大学医学部内科学血液学講座 橋本由徳、枝廣陽子

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部 山之内 純
〒791-0295 愛媛県東温市志津川 
愛媛大学医学部附属病院 血液・免疫・感染症内科
Tel: 089-960-5296