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腎・高血圧グループ

日頃より腎臓内科・高血圧内科に対して格別のご協力を頂き、ありがとうございます。

腎臓は非常に勤勉な臓器であり、日々大量に発生する代謝老廃物を休まず捨て続けています。 一方で体液の量と組成を一定の狭い範囲内に制御するという非常に精緻な側面もあります。 一旦、腎臓に障害が起き、機能が低下すると、老廃物が蓄積し、体液の異常が生じて体に様々な不具合が生じます。 こうなると生活の質は高度に低下し、生命が危険にさらされます。近年、腎不全患者の数は非常に増加してきています。

私たちは正確な診断を行い、個々の患者に最適な治療方針を見出し、大切な生命、腎機能を守るように心がけております。 また、私たちは高血圧の診療も行っております。 高血圧の治療は減塩などの生活習慣修正と降圧薬が主体ですが、高血圧の中には特殊なタイプ(二次性高血圧)もあり、治療方法も異なるので、正確な診断が必要です。 また、大学は研究・教育機関であり、腎臓病、高血圧の診療に役立つような研究成果が出せるように日々研鑽を続けるとともに、学生、研修医の教育にも力を入れております。

引き続き厚いご支援をお願い申し上げます。

腎臓内科・高血圧内科 三好賢一

臨床について

糸球体腎炎やネフローゼ症候群などに対して腎生検を行い、病理学的に評価して、治療方針を決めています。 心不全増悪、敗血症、術後の急性腎障害などに対して急性血液浄化療法を行っています。 また、泌尿器科と共同で慢性腎不全が悪化した場合の透析導入や他の診療科に手術などの治療のために入院された患者様の透析を行っております。

研究について

これまでに臨床研究では超音波検査で腎臓内の血流の解析を行い、高血圧による腎障害の診療に大変有用な指標であることを見出してきました。 また、基礎研究ではオステオポンチンと腎障害(腎線維化)との関連について報告をしてきました。 今後、さらにこれらの臨床研究、基礎研究を進めて行きたいと考えております。

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