contents_img
HOME > 講座紹介 > 循環器グループ

循環器グループ

循環器グループ

循環器グループのホームページを閲覧いただきありがとうございます。

当科では急性心筋梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化性疾患に対するカテーテル治療、心房粗動・細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍など不整脈疾患に対する根治的アブレーション治療はもとより、肥大型・拡張型心筋症、心サルコイドーシス・アミロイドーシスなどによる心不全に対する薬物療法・非薬物療法(心臓再同期療法(CRT)、植込み型除細動器(ICD))、小児科との連携による心房中隔欠損症に対するカテーテル治療(AMPLATZER)、さらには、ハートチームの一員として重症心不全患者に対する植込み型人工心臓の適応評価・導入・管理を行っています。
循環器疾患の診断・治療法はまさに日進月歩です。カテーテル治療も、道具の発達とともに多枝病変・複雑病変に対しても比較的容易に血管形成ができるようになりました。一方で、安定狭心症では積極的コレステロール低下療法などの内服療法もカテーテル治療に勝るとも劣らない治療法として確立しております。
当科では内科的・外科的な血行再建の適応評価には、非観血的(薬物負荷心筋シンチ・心エコー・心臓MRI・心臓CT)、または観血的(冠動脈内に圧カテーテルを挿入してのfractional flow reserve測定など)虚血評価を重要視しています。また、技術的にカテーテル治療可能な病変に対しても、定期的な心臓血管外科との合同カンファレンスや世界・日本の臨床データをもとに、患者さんには初期成功率だけでなく、3年後、5年後の予後を見据えた治療方針を提案しております。このような治療戦略を立てることができるのも、当院心臓血管外科の手術成績が良好で、術後回復が早いと患者さんからたいへん喜ばれていることも大きな要因です。基本に忠実な「愛媛のまじめな循環器内科」を目指しています。

内科の最も重要な責務は予防です。高血圧症・脂質異常症・糖尿病などに対する予防・治療はいうまでもなく重要です。さらに「一利を興すは、一害を排するに如かず」(耶律楚材)をモットーに、費用対効果が最も優れる禁煙治療にも特に力を入れています。

研究においては世界的、全国的規模の調査・臨床研究への参加から、当科独自の各種臨床研究・基礎研究を進行中です。最新鋭心エコーを用いた心機能評価、各種ノックアウトマウスを用いて動脈硬化性プラーク破綻におけるアンジオテンシンⅡ型受容体の役割を解析する等の基礎研究、次世代シーケンサーMiSeqを使用した遺伝性循環器疾患の遺伝子解析も開始しました。膨大な遺伝子情報をもとに精密で正確な診断、それに適合した医療、さらには疾病の発症予防など、Precision Medicine (精密・適格医療)に貢献できるような研究をすすめています。また、国内屈指の放射線医学講座や睡眠センターとの共同研究にも重点をおいています。さらに、Harvard Medical School、 Boston Universityをはじめとして世界中の研究室に多数の医局員が留学しており、国際連携、共同研究の推進にも力をいれています。

患者さんに最新・最適の医療を提供・提案することは当然ですが、精神的にも安心・満足していただけることが重要です。私たちは、医療人としてさらには人間として成熟できるように日夜研鑽を積んでおります。

今回の1クリックが私たち循環器グループとの末永いおつきあいに繫がることを祈念して、ごあいさつとさせていただきます。

取扱いのある疾患について(関心がある疾患名をクリックしてください)

心不全 ☜

工事中

 

動脈硬化疾患 ☜

工事中

 

不整脈 ☜

動画にあるように心臓の中に血の塊ができやすくなり、脳梗塞などの血栓塞栓症を引き起こす可能性がある不整脈です。脈を測ってみて、脈の間隔が不規則な場合、この不整脈の可能性がありますのでお早めに当科にご相談ください。

 

弁膜症 ☜

工事中

正常大動脈弁 大動脈の根元にあり,左心室(心臓から全身に血液を送るための最も重要な部屋)から押出された血液の逆流を防ぐ扉の働きをしている。右半月弁,左半月弁,後半月弁または無冠半月弁の3弁尖から形成される。
正常僧帽弁 左心房(肺でたくさん酸素を蓄えた血液が心臓に最初に入る部屋)と左心室(心臓から全身に血液を送るための最も重要な部屋)の間にある扉です。
大動脈弁狭窄症 心臓の出口の扉が開きにくくなり(出口が狭くなり)、血液を心臓が押し出すのが困難になった状態です。適切な診断、治療が行われないと突然死する可能性がある疾患です。
大動脈弁閉鎖不全症 大動脈弁の閉鎖が不完全なために大動脈から左心室に向かって血液が逆流し、心臓に負担をかける弁膜症です。
僧帽弁狭窄症 僧帽弁が開きにくくなり左心房から左心室へ血液が入りにくくなった状態です。心房に負担がかかり、心房細動という不整脈(不整脈の頁参照)を引き起こしやすく脳梗塞などの塞栓症が生じやすくなったり、血液が心房からなかなか心室に行けないため、血液が交通渋滞をおこし、肺から心臓へ血液が返りにくくなり、肺うっ血、心不全を引き起こすことがあります。
僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁という扉のたてつけが悪く、閉まりが悪いため左心室から左心房へ血液が逆流してしまい心臓に負担をかける弁膜症です。

成人先天性心疾患 ☜

  • 外来診療について
  • 業績について