愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

お知らせ

愛媛県医学生サマーセミナー/愛媛県主催【令和5年8月19日(土)】を開催しました!

令和5年8月19日(土)に愛媛県医学生サマーセミナーを開催しました。

 毎年、愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に県内の地域医療への理解を深めていただくため愛媛県医学生サマーセミナーを愛媛県が開催しています。昨年度と同様、今年度も新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、Cisco Webexを利用したオンライン開催で、県内外の大学から34名の医学生が参加しました。

 セミナーでは、まず、愛媛大学医学部地域医療学講座助教 二宮 大輔先生の司会で、愛媛大学医学部附属病院 井村 優先生、西予市民病院 畠山 翔先生から地域医療現場での日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告がありました。

 その後、愛媛大学医学部附属病院 総合診療科助教 菊池 明日香先生の進行で「愛媛県の地域医療の魅力を知ろう!」をテーマとしたワークショップを行いました。ワークショップは6班に分かれ実施されました。愛媛大学、県内病院の先生方がファシリテーターとして加わり、テーマに沿ったグループワークが行われました。参加した医学生は活発に意見を出し合い、最終的に発表できるようにまとめていました。

 ワークショップ後は、愛媛県内の四国中央市、愛南町の職員の方々から各市町の特色や地域医療の現状の説明、また、四国中央病院 北川 哲也院長、県立南宇和病院 三瀬 順一先生から各病院の現状・課題等について若手医師の活躍・現況を紹介しながら説明がありました。

 最後に、愛媛大学医学部附属病院の高田 清式 地域医療支援センター長から「専門医を取得することだけにとどまってほしくない。取得することを通じて患者さん全体を見ることができるようになり、ひいては医療全体を見ることができるようになってほしい。」との激励のコメントがありました。

                  ワークショップ時の様子

掲載日:2023年09月15日

第11回 中四国地域医療フォーラムを開催しました【令和3年2月6日(土)】

 愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターは、愛媛大学大学院医学系研究科地域医療学講座と共催で、令和3年2月6日(土)に第11回中四国地域医療フォーラムを開催しました。

 このフォーラムは毎年、中四国各県の大学地域医療関連講座、地域医療支援センターが持ち回りで行っており、地域医療の諸問題、地域枠医師、学生のキャリア形成に係る情報交換を目的に行っているものです。今年度は新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、Cisco Webexを利用したオンライン開催となりましたが、各県の大学、自治体、地域医療支援センターの教職員、地域枠医学生など80名が参加、視聴くださいました。

 まず、山下政克愛媛大学医学部長から開催挨拶があり、その後、高田清式地域医療支援センター長の司会のもと、「地域枠卒業医師の専門医教育とその後の配置について」をテーマに各県から事例発表が行われました。

 専門研修プログラム登録状況、専門医取得前後の配置方針、医師少数地域に地域枠医師を派遣することによって生じる効果や派遣を行うにあたっての障害など、発表者から各県の状況を詳細に説明いただき、それに対して活発な質疑が展開されました。

 事例発表後は、愛媛県の地域枠医師2名から、専門研修の経過、今後の地域枠医師としてのキャリア展望などについて近況報告があり、多くの参加者から温かい反応をいただきました。

 次回の中四国地域医療フォーラムは、島根大学を当番校として開催される予定です。

 

掲載日:2021年02月26日

令和元年度愛媛県東予地区病院指導医セミナーを開催しました。【2月21日(金)】

 令和2年2月21日(金),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが令和元年度愛媛県東予地区病院指導医セミナーを新居浜市で開催し,東予地区の病院,行政機関等から約30人の参加がありました。
 
 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,東予・南予各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,東予・南予各地区で病院指導医セミナーを開催しています。
  今回,東予地区で実施したセミナーでは,高田清式地域医療支援センター長からの開会挨拶に続き,熊木副センター長から,「愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターの取組等について」と題して,医師確保に対する取り組み,地域枠卒業医師の配置などの説明がありました。
  その後,長崎大学病院医学教育開発センター長で長崎大学高校大学接続担当副学長の浜田久之教授から,「地域医療体制の維持 ~やればできる!マッチングの勝ち組となる病院作り!~」と題した講演がありました。初期研修・専門研修での長崎県の取組の現状,来年度のプログラム変更のポイント,市中病院の成功事例及び広報ポイントの紹介,研修医セミナー開催ポイント等について,実践解説を交えた興味深い講話がありました。
 参加者は,浜田教授の講演に熱心に聞き入り,これまでの地域医療のあり方を振り返り,また,今後の地域医療体制はどうあるべきか等について考える良い機会を持つことができました。

 本センターでは,今後も本セミナーを定期的に開催し,東・南予地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

掲載日:2020年03月03日

第9回地域医療再生セミナーを開催しました。【令和元年11月25日(月)】

 令和元年11月25日(月),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが第9回地域医療再生セミナーを開催し,愛媛県及び県内各市町の行政機関と各関連病院等の方々,及び学内教職員,113人の参加がありました。
 
 地域医療支援センターでは,地域医療に従事する医師を確保し,その定着を図ることにより,医師の地域偏在を解消するための事業を実施しています。その一環として,県内各地域の医療体制の現状と展望,地域医療における機能分担や医療連携等について,関係者の理解を深めることを目的とした「地域医療再生セミナー」を毎年開催しています。今回のセミナーでは,地域医療関係各講座等の取組を紹介したほか,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。
 始めに,三浦裕正 病院長から開会挨拶の後,熊木天児 副センター長がセンターの活動報告を行いました。
   続いて,以下のプログラムで取組紹介が行われ,参加者は熱心に耳を傾けていました。
   ・「地域医療学講座の活動この一年」~診療支援・教育・研究~ 川本龍一 地域医療学講座教授   
   ・「四国中央市における地域医療再生学講座10年の歩み」    間島直彦 地域医療再生学講座教授
   ・「地域救急医療学講座の活動報告」       大蔵隆文 地域救急医療学講座教授
   ・「地域小児・周産期学講座 5年間の歩み」~これまでの成果と今後の課題~
                                                                         檜垣高史 地域小児・周産期学講座教授
   ・「愛媛県の周産期(産科)医療の変化」        松原圭一 地域小児・周産期学講座教授
     ・「愛媛県ドクターヘリ事業 開始後2年半の検証」   竹葉淳    救急航空医療学講座教授
   ・「地域生活習慣病・内分泌学講座10年の総括」     松浦文三 地域生活習慣病・内分泌学講座教授

 その後,山下政克 医学系研究科長及び 高田清式 地域医療支援センター長を座長として,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。出席者から各取り組みについて踏み込んだ質問があり、各教授から具体
例とともに課題等についても説明があり,活発な議論を交わしました。本セミナーを通して,地域医療の現状と将来について共に考え,諸課題の解決に向けて連携して対応するための良い機会を持つことができました。セミナー終了後の懇談会では,参加者相互の交流が深められました。

 本センターでは,これからも地域医療再生セミナー等を通じて情報を発信し,関係機関とのネットワークを強化して,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

掲載日:2019年12月04日

愛媛県医学生サマーセミナー(令和元年度)/愛媛県主催

【実施日】令和元年817()

【プログラム】
  医学生サマーセミナー~プレレクリエーション~        
11:0012:00

  愛媛県医学生サマーセミナー「愛媛の地域医療を担うために」  12:3017:00

【会場】愛媛県庁第二別館 6階 大会議室

 毎年、愛媛県が愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に県内の地域医療への理解を深めていただくため医学生サマーセミナーを開催しています。今年は、県内外の大学か41人の医学生が参加しました。また、昨年から実施している取組として、セミナー前に愛媛大学主催のプレレクリエーションを実施しました。

 プレレクリエーションでは愛媛大学医学部附属病院総合診療科の菊池明日香先生が、アイスブレイクとして、「他職種の連携を学ぼう」をテーマとして、愛媛出身の医学生同士、ご飯を食べながらワイワイ楽しみ親交を深めました。

プレレクリエーション

医学生の発表

   

 セミナーでは、愛媛県の大野和久医療対策課長から愛媛県内の地域医療に理解を深めていただきたいと挨拶があった後、愛媛県立中央病院総合診療科部長 杉山圭三先生の司会で、愛媛大学地域枠卒業生 安岐佳子先生、自治医科大学卒業生 城戸信二先生から地域医療現場での日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告がありました。

 その後、愛媛大学大学院医学系研究科地域医療学講座の川本龍一教授の進行で「愛媛の地域医療を担うために『地域包括ケアとまちづくり』」をテーマとしたワークショップを行いました。

 ワークショップにあたり、愛媛県内の新居浜市、大洲市、愛南町の職員の方々から各市町の特色や地域医療の現状の説明、また、県立新居浜病院 北條院長、市立大洲病院 谷口院長、県立南宇和病院 村上院長から各病院の現状・課題等について説明がありました。

 各班の発表後、各アドバイザーから「医学生の皆さんが若者の感性で真剣に各市町の課題に取り組んでくれたことに敬意を表したい」「本日、話題に上がりました意見や提案を実現させるべく、地域医療を担う医師になってくれることを期待している」等のコメントがありました。

 最後に、愛媛大学大学院医学系研究科地域医療学講座 川本龍一 教授から「県内外の医学生が参加し県内の各市町の特色を活かした地域医療について真剣に議論いただき、若者の視点で提案していただいたことを各市町に還元することになっている」と謝辞がありました。                 

 

掲載日:2019年08月30日

平成30年度愛媛県南予地区病院指導医セミナーを開催しました。【3月5日(火)】

 平成31年3月5日(火),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成30年度愛媛県南予地区病院指導医セミナーを宇和島市で開催し,南予地区の病院,行政機関等から多数の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で病院指導医セミナー(昨年度まで,「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」として開催していたが,研修医指導医講習会との混乱を避けるため,本年度から改称)を開催しています。

 今回,南予地区で実施したセミナーでは,高田清式地域医療支援センター長から,開会挨拶に続き,医学教育カリキュラムの現状と今後,県内初期研修マッチング状況,新専門医制度の概略等について説明がありました。

 その後,熊本大学医学部附属病院地域医療支援センター長で地域医療・総合診療実践学講座(寄附講座)の松井邦彦教授から,「地域医療と総合診療 -医学教育の観点から-」と題した講演がありました。全国的にも課題となっている,地域における医療提供体制の課題解決を図るための,熊本県における取組やご自身の経験を踏まえた地域医療体制のあり方等について,実践解説を交えた,興味深い講話がありました。

  参加者は,松井教授の講演に熱心に聞き入り,これまでの地域医療のあり方を振り返り,また,今後の地域医療体制はどうあるべきか等について考える良い機会を持つことができました。

 本センターでは,今後も本セミナーを定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

 

掲載日:2019年03月14日

平成30年度愛媛県東予地区病院指導医セミナーを開催しました。【2月21日(木)】

 平成31年2月21日(木),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成30年度愛媛県東予地区病院指導医セミナーを今治市で開催し,東予地区の病院,行政機関等から多数の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で病院指導医セミナー(昨年度まで,「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」として開催していたが,研修医指導医講習会との混乱を避けるため,本年度から改称)を開催しています。

 今回,東予地区で実施したセミナーでは,高田清式地域医療支援センター長から,開会挨拶に続き,医学教育カリキュラムの現状と今後,県内初期研修マッチング状況,新専門医制度の概略等について説明がありました。

 その後,島根大学医学部附属病院副病院長(安全管理担当)で,地域医療政策学講座の廣瀬昌博教授から,「医療の質と医療安全」と題した講演がありました。医療安全文化測定と医療安全管理について,ご自身の多彩な経験と思慮深い研究成果に基づく考察,また実例解説を交えた,興味深い講話がありました。

 参加者は,廣瀬教授の講演に熱心に聞き入り,それぞれの倫理を踏まえ医療人(プロ)として,どうあるべきか,どうするべきか等,医療安全文化醸成を目指した,取組,人材育成のあり方等について考える良い機会を持つことができました。

 本センターでは,今後も本セミナーを定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

掲載日:2019年02月26日

第8回地域医療再生セミナーを開催しました。【11月26日(月)】

 平成30年11月26日(月),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが第8回地域医療再生セミナーを開催し,愛媛県及び県内各市町の行政機関と各関連病院等の方々,及び学内教職員,110人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,地域医療に従事する医師を確保し,その定着を図ることにより,医師の地域偏在を解消するための事業を実施しています。その一環として,県内各地域の医療体制の現状と展望,地域医療における機能分担や医療連携等について,関係者の理解を深めることを目的とした「地域医療再生セミナー」を毎年開催しています。今回のセミナーでは,地域医療関係各講座等の取組を紹介したほか,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。

 始めに,三浦裕正病院長から開会挨拶の後,高橋敏明地域医療支援センター准教授がセンターの活動報告を行いました。

続いて,以下のプログラムで取組紹介が行われ,参加者は熱心に耳を傾けていました。
  ・「地域医療学講座の活動報告」               川本龍一 地域医療学講座教授
  ・「宇摩地域における地域医療再生学講座の活動報告」     間島直彦 地域医療再生学講座教授
  ・「地域救急医療学講座の活動報告」             大蔵隆文 地域救急医療学講座教授
  ・「小児・周産期医療の発展を目指して」
      ~小児人口から見た医療体制構築~          檜垣高史 地域小児・周産期学講座教授
  ・「地域周産期医療の今日と未来」              松原圭一 地域小児・周産期学講座教授
  ・「愛媛県ドクターヘリの運航状況と防災ヘリ・近隣県との連携」佐藤格夫 救急航空医療学講座教授
  ・「地域生活習慣病・内分泌学講座のこの1年の活動」     松浦文三 地域生活習慣病・内分泌学講座教授

 その後,満田医学系研究科長及び高田清式地域医療支援センター長を座長として,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。各教授から,更に踏み込んだ取組の紹介や具体例及び課題等について説明があり,出席者も交え,活発な議論を交わしました。本セミナーを通して,地域医療の現状と将来について共に考え,諸課題の解決に向けて連携して対応するための良い機会を持つことができました。セミナー終了後の懇談会では,参加者相互の交流が深められました。

 本センターでは,これからも地域医療再生セミナー等を通じて情報を発信し,関係機関とのネットワークを強化して,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

掲載日:2018年11月30日

愛媛県医学生サマーセミナー/愛媛県主催【平成30年8月18日(土)】

【開催日】  平成30年8月18日(土)

【プログラム】医学生サマーセミナー~プレレクリエーション~                      11:00~12:00
         愛媛県医学生サマーセミナー「愛媛の地域医療を担うために」  12:30~17:00

【会 場】      愛媛県庁第二別館 6階 大会議室

 毎年,愛媛県が愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に県内の地域医療への理解を深めていただくため医学生サマーセミナーを開催しています。今年は,県内外の大学から35人の医学生が参加しました。また,初めての取組として,セミナー前に愛媛大学主催のプレレクリエーションを実施しました。

 プレレクリエーションでは,愛媛大学医学部附属病院総合診療科の菊池明日香先生が,医師として患者さんの訴えをより適確に収集する方法のひとつとなる,「聞き上手」「褒め上手」になるためのコミュニケーション手法を実践的にレクチャーしました。

 セミナーでは,愛媛県の大野和久医療対策課長から愛媛県内の地域医療に理解を深めていただきたいと挨拶があった後,県立南宇和病院 村上晃司先生の司会で,市立宇和島病院 西川浩輔先生(後期研修1年目)・県立中央病院 村上将紀先生(初期研修1年目)から地域医療現場での日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告があり,加えて,学生の間にしかできないことを見つけて行動してほしいとのメッセージもありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科地域医療学講座の川本龍一教授の進行で「愛媛の地域医療を担うために『医療から見たまちづくり』」をテーマとしたワークショップを行いました。

 ワークショップにあたり,愛媛県内の今治市・四国中央市・鬼北町の職員の方々から各市町の特色や地域医療の現状の説明があり,その後,ファシリテーターの各先生も加わり,6班に分かれテーマに沿ってグループ討議を行いました。

 討議後の各班の代表からの発表では,参加した医学生から各市町の特色を活かした提案がありました。具体的には観光資源を有効に活かすための健康増進イベントの開催・病院間の連携・病院の偏在を解消するためのアイデア・産業医の育成・高齢者医療先進地区としてのアピール・きさいやネットの活用,等々,若者の視点で真剣に地域医療を考えたものでした。

 最後に,愛媛大学医学部附属病院の高田清式地域医療支援センター長から,県内外の医学生が参加し,県内の各市町の特色を活かした地域医療を真剣に議論いただき若者の視点で提案していただいたことを嬉しく思うと謝辞がありました。

 

掲載日:2018年08月22日

平成30年度愛媛県中予地区病院指導医セミナー【7月10日(火)】

 平成30年7月10日(火),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成30年度愛媛県中予地区病院指導医セミナーを松山市で開催し,中予地区の病院,行政機関等から約30人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で病院指導医セミナー(昨年度まで「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」として開催していたが,研修医指導医講習会との混乱を避けるため,本年度から改称)を開催しています。

 今回,中予地区で実施したセミナーでは,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,愛媛県立中央病院の原田雅光臨床研修センター長から,県立中央病院における特色ある臨床研修と地域医療の取組,県立4病院の役割と機能,研修医サポート体制等についてミニレクチャーがありました。続いて,地域医療支援センターの高橋敏明副センター長から,医学生のマッチングの動向等について,また,高田センター長から,新しい専門医制度の現況報告と進捗状況について説明がありました。

県立中央病院 原田臨床研修センター長のミニレクチャー

高知大学 高田教授の講演

   

 その後,高知大学医学部医学教育創造・推進室の高田淳教授から「医学教育の変遷と地域医療実習について」と題した講演がありました。医学教育における問題点とその取組,課外活動への指導や成績不振者への対応等の学生教育の実態について,高知大学の状況等も含めた興味深い講話がありました。
参加者は,高田教授の講演に熱心に聞き入り,地域医療の現場で医学生や若手医師をどう指導・育成していくかなど,今後の地域医療現場での人材育成のあり方等について考える良い機会を持つことができました。

 本センターでは,今後も本セミナーを定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。 

掲載日:2018年07月12日

平成29年度愛媛県東予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を開催しました。【2月28日(水)】

 平成30年2月28日(水),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成29年度愛媛県東予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を新居浜市で開催し,東予地区の病院,各市町の行政機関等から34人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」を開催しています。

 今回,東予地区で実施した講習会では,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,十全総合病院の古林太加志名誉院長から,当院における医学生教育への取組,特色あるヤングドクター研究会の開催状況,初期研修医の地域研修実績,愛媛大学との連携実態等についてミニレクチャーがありました。続いて,地域医療支援センターの高橋敏明副センター長から,県内の医師確保とがん検診からみた地域医療の充実について,また,高田センター長から,新しい専門医制度の概略と専門研修医の応募状況,県内での専門研修を充実させることにより,初期研修後も県内に定着するように努めていくことの説明がありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科地域小児・周産期学講座の檜垣高史教授が「小児医療・地域医療を魅力的にするためには」と題した記念講演を行いました。愛媛県の小児医療体制の中で,中予地区松山医療圏での小児救急の現状と課題,南予の小児医療での画期的な地域医療提供システムの好事例の紹介,東予各圏域での小児医療体制の現状と課題,地域医療と小児救急医療を魅力的にしていくための医学教育・研修医教育や診療システムの開発・構築等について興味深い講話がありました。

 参加者は,檜垣教授の記念講演に熱心に聞き入り,地域医療と小児救急医療を魅力的にするために,愛媛県全体で病院間・各専門領域とチーム医療を展開していくための医療連携等について考える良い機会を持つことができました。
 アンケートでは,「小児の救急医療体制について考えることができた」「東予東部の小児一次医療の課題が分かった」「小児医療の取組の進歩が素晴らしいと思った」「小児救急医療を魅力的にするための具体的な取組をいろいろ知ることができた」などと,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も同講習会を定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。

掲載日:2018年03月26日

平成29年度愛媛県南予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を開催しました。【2月7日(水)】

 平成30年2月7日(水),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが平成29年度愛媛県南予地区病院指導医講習会及び病院連携記念講演会を宇和島市で開催し,南予地区の病院,各市町の行政機関等から34人の参加者がありました。

 地域医療支援センターでは,愛媛県の地域医療の充実・発展を目指して,県内各地区での若手医師の研修指導体制を整備し,地区内の医療問題や病院勤務環境について共通認識を高め,病院間の連携を深めていくために,県内各地区で「病院指導医講習会及び病院連携記念講演会」を開催しています。

 今回,南予地区で実施した講習会では,高田清式地域医療支援センター長の開会挨拶に続き,高橋副センター長から県内の医師確保とがん検診からみた地域医療の充実について,また,高田センター長から新しい専門医制度の現況について説明がありました。

 その後,愛媛大学大学院医学系研究科 地域救急医療学講座の大蔵隆文教授が「八幡浜地区における救急疾患発症予防の試み」と題して記念講演を行いました。
 大蔵教授は,心不全は早期からの予防が重要であること,腎臓は血管の塊であり動脈硬化の影響を強く受けること,腎性貧血の管理も腎機能悪化抑制に極めて重要であること,心不全・腎不全の予防には血圧コントロールが最も重要であること等について,具体例を挙げて分かりやすい講話がありました。 

 参加者は,大蔵教授の記念講演に熱心に聞き入り,救急疾患発症予防の取り組みの成果等について考える良い機会を持つことができました。

 アンケートでは,「県内の医師確保の取り組み,新専門医制度の現況,救急疾患発症予防の試みについて分かりやすく内容も良かった。」「研修医の県内での残留状況が良く分かった。ご尽力ご苦労様です。先端医療の内容も良く分かり,循環器疾患が良く理解できた。」「新専門医制度等の現況や研修医等の現状を知ることができた。」「市町においても糖尿病性腎症予防を目標とした重症化予防の取り組みを進めている中で,健診受診率向上のために,効果的な保健事業を進めている。ご講演の内容も大変勉強になり,持ち帰り伝達したいと思う。」などと,非常に好評でした。

 本センターでは,今後も同講習会を定期的に開催し,県内各地区の医療機関の連携に資するとともに,地域医療を担う医師の養成を推進していきます。

掲載日:2018年03月15日

第7回地域医療再生セミナーを開催しました。【11月13日(月)】

 平成29年11月13日(月),愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが第7回地域医療再生セミナーを開催し,学内教職員のほか,愛媛県及び県内各市町の行政機関,医師会,各関連病院等から127人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは,地域医療に従事する医師を確保し,その定着を図ることにより,医師の地域偏在を解消するための事業を実施しています。その一環として,県内各地域の医療体制の現状と展望,地域医療における機能分担や医療連携等について,関係者の理解を深めることを目的とした「地域医療再生セミナー」を毎年開催しています。今回のセミナーでは,地域医療関係各講座等の取組を紹介したほか,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。
 始めに,三浦裕正病院長から開会挨拶の後,高橋敏明地域医療支援センター准教授がセンターの活動報告を行いました。

三浦病院長の挨拶 高橋准教授の活動報告
   

続いて,以下のプログラムで取組紹介が行われ,参加者は熱心に耳を傾けていました。
  ・「地域医療学講座の活動報告」 川本龍一 地域医療学講座教授
  ・「地域医療再生学講座の活動報告」 久門良明 地域医療再生学講座教授
  ・「宇摩地域におけるロコモ予防」 間島直彦 地域医療再生学講座教授
  ・「八幡浜地区の救急医療の現状と今後の対策」 大蔵隆文 地域救急医療学講座教授
  ・「小児・周産期医療の充実を目指して」 檜垣高史 地域小児・周産期学講座教授
  ・「愛媛県の周産期医療のボトムアップを考える」 松原圭一 地域小児・周産期学講座教授
  ・「愛媛県ドクターヘリの運航と地域医療との連携」 佐藤格夫 救急航空医療学講座教授
  ・「内子町における行政と寄附講座の新たな協働」 松浦文三 地域生活習慣病・内分泌学講座教授

大蔵教授の取組紹介 佐藤教授の取組紹介
   

 その後,満田医学系研究科長及び高田清式地域医療支援センター長を座長として,「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。出席者は,積極的に討論に参加し,活発な議論を交わしました。本セミナーを通して,地域医療の現状と将来について共に考え,諸課題の解決に向けて連携して対応するための良い機会を持つことができました。セミナー終了後の懇談会では,参加者相互の交流が深められました。
 本センターでは,これからも地域医療再生セミナー等を通じて情報を発信し,関係機関とのネットワークを強化し,地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。
 

討論会(満田・高田座長) 討論会の様子
   

 

 
 

 

掲載日:2017年11月27日

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