日本産科婦人科学会 倫理委員会登録・調査小委員会生殖補助医療(ART)登録事業及び登録情報に基づく研究

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの情報を使用します。この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや保管されている情報を利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

 

【研究課題名】

日本産科婦人科学会 倫理委員会登録・調査小委員会生殖補助医療(ART)登録事業及び登録情報に基づく研究

 

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院産科婦人科

 

【研究責任者】 助教 安岡 稔晃

 

【研究代表者】日本産科婦人科学会 倫理委員会 登録・調査小委員会 小委員長  齋藤 英和

 

【研究の目的】

生殖補助医療(ART)は不妊診療の重要な選択肢のひとつであり,難治性不妊症に対する治療法として位置付けられています。ARTの実施にあたっては、受ける患者の医学的,社会的,経済的かつ心理的側面に十分に配慮するとともに、施設・設備,要員などについて一定の基準を満たすことが必要です。当院はART登録施設であり、登録施設においては効果的で安全な医療を行うために、必要な義務を負い、日本産科婦人科学会が実施する「生殖医学の臨床実施に関する調査」に対し、自医療機関のART実施の結果を報告することが義務付けられています。これらのデータの研究成果を患者や社会が利用しやすい情報として提供する方法等について解析・公表をいたします。

 

【研究の方法】

ARTを実施した患者さんの、不妊原因、卵巣刺激または周期管理の方法、体外受精か顕微授精か、治療に用いたのが新鮮胚か凍結胚か、精子回収法と精子所見、採卵数、受精卵数、凍結胚数、移植胚数、胚移植時の発育段階、黄体期管理の方法、副作用の有無、妊娠成立の有無、確認された胎児数、出産児数、分娩様式、生産死産の別、児の所見・予後などを、UMINインターネット医学研究コーディネーティングセンターによるオンライン登録、症例データの収集と管理を行います。

 

【共同研究について】

この研究は、日本産科婦人科学会と共同で行っています。

 

【個人情報の取り扱い】

収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

 

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

 

【試料・情報の管理責任者】

愛媛大学医学部附属病院産婦人科 安岡稔晃

 

【お問い合わせ先】

連絡先

愛媛大学医学部附属病院産婦人科 安岡稔晃

TEL:089-960-5379

FAX:089-960-5381

Email: tyasuoka@m.ehime-u.ac.jp