令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業

令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業

より良い産後ケア事業を目指して:地域における分娩施設と産後ケア施設の連携体制に関する調査研究

【研究主体】国立大学法人 愛媛大学
【研究責任者】愛媛大学産婦人科 教授 杉山 隆
【研究担当者】愛媛大学産婦人科 助教 横山真紀

産後ケア事業は、分娩施設退院後に病院、診療所、助産所、自治体が設置する場所又は対象者の居宅等において、助産師等の看護職が中心となり、母子に対して、母親の身体的回復と心理的な安定を促進するとともに、母親自身がセルフケア能力を育み、母子の愛着形成を促し、母子とその家族が、健やかな育児ができるよう支援する取り組みです。2019年12月の母子保健法一部改正により、産後ケア事業が法制化され、2021年4月1日より施行されました。
今回、我々は産後ケア事業の拡充を図るため、地域における分娩施設と産後ケア施設の役割分担化に着目し、東北・中部・近畿・四国・九州地方それぞれに位置する5県において、産後女性、分娩施設と産後ケア候補施設及び管轄する行政担当者にアンケート調査を行い、今後モデル事業を展開するために重要な因子の抽出を行いました。また、分娩施設と産後ケア施設の機能分担化の実践的な方法のひとつとして、「分娩施設早期退院後の短期入所(ショートステイ)型産後ケア事業」を提案し、実施マニュアルを作成しました。ここに、本研究の調査研究報告書を公開致します。

令和2年度子ども子育て支援推進調査研究事業_調査研究報告書_愛媛大学(PDF)

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院産婦人科 横山真紀
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5379