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深層学習 “かんわ” 〜愛媛県における心不全緩和ケアを考える〜

2018年12月17日
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2018年12月17日、愛媛大学にて
「深層学習 “かんわ” 〜愛媛県における心不全緩和ケアを考える〜」が開催されました。

Skypeを使って多施設をつなぐweb conference形式で、
今回、県内は大学病院、喜多医師会病院、済生会松山病院、市立宇和島病院をつなぎました。
さらに、ご講演いただいた三菱京都病院の山部さおり先生とも中継し、
そして姫路循環器病センター 大石醒悟先生にも友情出演していただき、
総勢150人以上が参加した、贅沢なconferenceとなりました!

愛媛大学より青野潤先生に
「心不全緩和ケアを始めよう」を、
続いて、三菱京都病院の山部さおり先生に
「心不全緩和ケアとは? −患者教育から始めるACP−」についてご講演いただきました。
どちらの先生も今回は意思決定支援「Advance Care Planning (ACP)」に焦点を当ててお話して下さいました。

ACPとは、将来、自分自身で意思決定できなくなることに備え、患者さんがご家族や医療者と一緒に具体的な治療・療養やその目標について話し合うことで、「人生会議」とも呼ばれます。
これから本格的に愛媛県下において心不全緩和ケアが始まるにあたり、
患者さんとその周りの方々が、これからのことを話し合う時間を大切にする、ACPの重要性を実感することができました。

質疑応答の時間には質問が止まらず、10人以上の方々が質問して下さいました。
医師だけでなく、看護師さんたちからもたくさんの質問が上がり、皆さんの緩和ケアに対する真剣な思いが伝わってきました。

会を通じて司会をされた東晴彦先生は、
「質問あらかじめ10個考えてきたけど、いらんかったなぁ」と、とても嬉しそうでした。
これから、愛媛県全体で心不全緩和ケアを盛り上げていきましょう!

最後になりましたが、
ご講演いただいた山部さおり先生、青野潤先生、
友情出演いただいた大石醒悟先生、
司会を務めて下さった東晴彦先生、
本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 



文責 循環器内科 鈴木萌子