令和四年度愛媛呼吸循環器腎臓病研究会が開催されました

令和4年8月20日（土）に令和四年度愛媛呼吸循環器腎臓病研究会が開催されました。プログラムの準備を始めた時には昨年度のハイブリッド形式から対面での開催を望んでおりましたが、コロナ感染が猛威をふるっており、残念ながらハイブリッド形式で開催致しました。クリニカルコンペティションでは愛媛大学大学院循環器・呼吸器・腎高血圧内科学宮﨑先生、赤澤先生、そして医学部2年生の日野くんに発表いただきました。どの演題もよく計画された研究デザインで甲乙つけがたい発表でありましたが、審査の結果、赤澤先生が優秀賞を授与されました。そして、第一回クリニカルコンペティション優秀賞を授与された中尾先生の論文が受理され、山口教授からクリニカルコンペティション論文賞が送られました。中尾先生、おめでとうございます。

続いて一般演題の発表が行われました。市立宇和島病院田坂先生、松山赤十字病院岡先生、喜多医師会病院中川先生、愛媛医療センター仙波先生、愛媛大学臨床研修センター遠藤先生、県立今治病院大野先生から貴重な症例報告、臨床研究を発表いただきました。会場ならびにオンラインからたくさんの質問とdiscussionが行われ、審査の結果、市立宇和島病院田坂先生が愛媛呼吸循環器腎臓病医学研究奨励賞を授与されました。田坂先生、おめでとうございます。

特別講演には鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学分野山本一博教授にご来場いただき、心臓をターゲットとしない高齢者心不全治療についてご講演をいただきました。HFpEFに対する呼吸筋リハビリの有用性について新たな視点からのHFpEF治療についてご教授いただきました。

愛媛呼吸循環器腎臓病研究会は若手先生から症例報告、臨床研究を発表する場として歴史ある会でございます。一日でも早い感染状況の終息と来年度こそは対面で同窓会の先生方とdiscussionできることを願っております。最後になりましたが本会の準備にご協力いただきました先生方、第一三共の方々に御礼申し上げます。有難うございました。

文責　井上勝次