2024年9月11-13日に名古屋で開催された第29回日本バーチャルリアリティ学会大会に大学院生で現在愛媛医療センター勤務中の宮部亮先生と檜垣が参加してまいりました. 会場は愛知県名古屋市の名城大学天白キャンパスでした.

初日の朝の「医療・脳」セッションでは宮部先生が「Updated Bibliometric Analysis on the Virtual Reality Usage in the Cardiovascular Research in 2023」の演題で口頭発表をしたのち, 別会場に移動してポスターセッションで質疑応答を行いました. これまで医学生物学系の学会にしか参加したことがなかったので, 工学系との文化の違いを新鮮に感じました. 我々の発表は自然言語処理を題材とした内容だったため, AIを専門とする方からの質問が多かったです. 企業展示では人の目と同等の解像度を誇るソニーの高性能ヘッドマウントディスプレイを体験し, 今後のXRの発展に期待が膨らみました.

さて医学会では「イワケン」と言えば岩田健太郎先生ですが, XRの世界ではサイバーエージェントの岩﨑謙汰さんが有名です. 大会二日目の複合現実感研究委員会ではイワケン氏の講演を生で拝聴することができ, 感銘を受けるとともに自身の研究開発のモチベーションアップに繋がりました.

学会参加で得た貴重な経験を今後に役立てていこうと思います. (文責 檜垣)