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日浅先生の論文がアクセプトされました

2024年09月18日
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日浅悠先生の論文が2024/9/17にプレスリリースと共にCanadian Journal of Cardiologyに掲載されました.

Impact of Aromatase Inhibitors Treatment Duration on Coronary Artery Calcification in Postoperative Patients With Breast Cancer

Yu Hiasa, Akinori Higaki, Yoshiaki Kamei, Tomoaki Nishikawa, Ryo Miyabe, Tomoki Fujisawa, Shigehiro Miyazaki, Yusuke Akazawa, Toru Miyoshi, Hiroshi Kawakami, Fumiyasu Seike, Haruhiko Higashi, Shunsuke Tamaki, Kazuhisa Nishimura, Katsuji Inoue, Shuntaro Ikeda, Osamu Yamaguchi.

Canadian Journal of Cardiology (DOI: 10.1016/j.cjca.2024.05.012)

ホルモン受容体陽性の閉経後乳がん患者さんでは術後再発予防のためにアロマターゼ阻害薬が使用されることが一般的です. しかしながらアロマターゼ阻害薬はエストロゲンを抑制する薬剤であるため, 心血管リスクを増大させる懸念がありました.

本研究において, 我々はアロマターゼ阻害薬の治療期間と冠動脈石灰化の重症度には関連がなく, むしろ貧血の存在が冠動脈石灰化の独立したリスクであることを新たに見出しました.

乳がんの術後ホルモン療法の期間を5年とするか10年とするかは依然として議論があり, 我々の研究結果は臨床上の疑問を解決する一助になるものと考えます.

日浅先生おめでとうございます. (文責 檜垣)