進行卵巣非漿液性癌における術前化学療法とインターバル腫瘍減量手術療法の有効性についての全国実態調査研究
25RXX 「進行卵巣非漿液性癌における術前化学療法とインターバル腫瘍減量手術療法の有効性についての全国実態調査研究」
情報公開文書 第1.0版(2026年2月21日)
愛媛大学医学部附属病院にて
2020年1月1日から2022年12月31日の期間に進行卵巣癌・卵管癌・腹膜癌で治療された患者さんおよびそのご家族の方へ
生命科学・医学系研究に対するご参加のお願い
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[研究の実施について]
愛媛大学医学部附属病院では、上記のご病気で入院・通院・手術・検査された患者さんの情報を使い、病気の理解や治療法の向上を目的とした研究を行っています。
この研究は、東海大学医学部臨床研究審査委員会の承認を受け、法律や倫理指針に従って実施されます。患者さんの個人情報は、氏名等の情報を削除し、個人が特定できないよう加工して使用いたします。なお、研究成果は、学会や論文で発表されることがあります。
[参加を希望されない場合]
ご自身やご家族の情報を研究に使用されたくない場合は、研究成果が公表される前までに、下記の連絡先までご連絡ください。ご連絡があれば、研究対象から除外いたします。但し、研究成果の公表手続きがなされた後には除外することができませんので、ご了承ください。
なお、本研究へのご参加の有無が診療や治療に影響することはありませんのでご安心ください。
[研究の概要]
対象者:西暦2020年1月1日から2022年12月31日の間に、日本産科婦人科学会に登録している婦人科腫瘍施設(https://jsog.members-web.com/hp/search_facility/result)で進行卵巣癌・卵管癌・腹膜癌の診療【例:入院・通院、手術、検査など】を受けた方
研究課題名:進行卵巣非漿液性癌における術前化学療法とインターバル腫瘍減量手術療法の有効性についての全国実態調査研究
倫理審査番号:25R20
研究期間:【許可日】~2027年3月31日
[本研究の目的・意義]
日本では卵巣がんの患者さんは増加しており、診断時には約半数の方が進行した状態で見つかっています。進行卵巣がんの治療には、初回に手術を行い、できる限りがんを取り除いた後に抗がん剤治療を行う方法と、先に抗がん剤治療を行ってから手術を行う方法があります。これらはいずれも現在行われている標準的な治療法であり、これまでの研究では、治療効果はおおむね同等であると報告されています。
しかし、これまでの研究の多くは欧米の患者さんを対象としたものであり、日本人に多いがんの種類については、十分に検討されていません。日本では、治療に反応しにくいとされるがんの種類が比較的多いことが知られています。
本研究は、進行卵巣がんに対して行われているこれら二つの治療法の実態を明らかにし、将来の治療方針の改善に役立てることを目的とした観察研究です。診療録など、通常の診療で得られた既存の医療情報を用いて、治療内容や治療経過を後方視的に解析し、がんの種類ごとに治療の有効性や、再発率、治療が最後まで行えなかった場合の要因について検討します。
本研究では、新たな検査や治療を追加で行うことはありません。また、研究に使用する情報は、個人が特定されないよう適切に管理し、研究目的以外に利用することはありません。本研究の成果は、日本の実情に即した卵巣がん治療の検討に役立ち、今後の医療の質の向上に寄与することが期待されます。
[使用する試料・情報の例]
これまでに行われた進行期卵巣癌の治療に関する診療記録、臨床検査データ(血液)、診断用画像(骨盤MRI、胸腹部部CT)結果、卵巣病理組織の結果を使用します。新たに行う検査や治療などはありません。
調査内容は以下の通りです。
調査項目
① (治療開始時の)年齢とPerformance Status
② 登録地域(都道府県)
③ 術前化学療法・放射線治療の有無
④ 進行期分類 (FIGO分類、pTNM分類、ypTNM分類)
⑤ 病理学的組織診断
⑥ 治療開始年月日
⑦ 治療法(初回治療の内容:外科手術と手術術式、薬物療法、放射線療法、維持療法等)
⑧ 治療後の健否 PDS後、NACT/IDS後の病態
⑨ 予後(生存、病死、その他の死亡、担癌状態)
⑩ 最終生存確認年月日
⑪ 初回再発の有無、再発部位
⑫ 再発年月日
⑬ 初回治療:NACT後の病態
⑭ 初回治療:NACT開始前後の血清CA125の変化(開始前、開始後1か月後、2か月後、あれば3か月後の値 U/mL)
⑮ 初回治療:NACT後のIDSの有無、無であればIDSが施行されなかった理由
⑯ 初回維持療法:維持療法の有無、分子標的薬の種類、投与開始日と終了日
⑰ 各施設ですでに施行された遺伝子プロファイル
[個人情報の取り扱い]
本研究で得られた情報は、氏名等の情報を削除し、個人が特定できないよう加工して、第三者には個人が特定できない形で使用します。加工する前の個人情報と研究データを結びつける一覧表(対応表)は厳重に管理し、研究終了後5年後もしくは成果発表から3年後の何れか遅い方に破棄します。
[情報の開示について]
ご希望があれば、研究計画の資料やご自身の情報について、可能な範囲で開示いたします。ご家族と一緒に説明を受けることも可能です。ご不明な点があれば、遠慮なくお問い合わせください。
[研究資金・利益相反(りえきそうはん)について]
この研究は日本産科婦人科学会の研究費で行われ、企業からの資金提供はありません。そのため、現時点で開示すべき利益相反はありません。
[研究組織]
代表研究機関名:東海大学専門診療学系産婦人科学
研究代表者所属・氏名:町田 弘子
共同研究機関リスト *別添えをご参照ください。
共同研究機関名 日本産科婦人科学会に登録している各婦人科腫瘍施設
その他、本研究に関するご質問、ご相談等は、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
[お問い合わせ先]
研究代表者
東海大学医学部付属病院
電話:0463-93-1121(代表) 内線:5297
研究責任者(代表者):東海大学医学部専門診療学系産婦人科学 町田 弘子
担当者・事務局 同上
愛媛大学医学部附属病院
電話:089-960-5379(産婦人科医局)
研究責任者:産婦人科 森本 明美
[更新履歴]
2026年2月21日 第1版
- 臨床研究
- 本邦におけるターナー女性の妊娠・分娩の現状に関する研究〜二次調査〜
- 日本産科婦人科学会データベース登録事業について
- 子宮頸部扁平上皮癌 Ia2期における縮小手術の可能性を検討するための観察研究
- 子宮収縮抑制剤の新生児への影響調査・検討
- 早発型妊娠高血圧腎症の最適な妊娠週数区切り値の検討:多施設後向きコホート研究
- 胞状奇胎の掻爬回数と続発症頻度に関する調査研究
- 本邦における子宮頸癌に対する妊孕性温存手術(単純子宮頸部摘出術、準広汎子宮頸部摘出術、広汎子宮頸部摘出手術)の実態調査
- 妊娠高血圧症候群より出生した児の3歳までの身体発達調査ーSGA児の発育への影響因子の検討ー
- 日本産科婦人科学会 倫理委員会登録・調査小委員会生殖補助医療(ART)登録事業及び登録情報に基づく研究
- 思春期・若年がん患者等を対象とした日本がん・生殖医療登録システムによる治療成績解析
- 令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業
- 本邦における子宮体癌に対する低侵襲手術(MIS)の実態調査
- 当院における骨盤臓器脱の手術成績 腹腔鏡下仙骨腟固定術 と 腟式子宮全摘術・前後腟壁形成術・肛門挙筋縫縮術・膀胱底縫縮術の比較
- 卵巣癌・卵管癌・原発性腹膜癌における相同組換え修復機構への化学療法の影響
- JCOG1412:リンパ節転移リスクを有する子宮体癌に対する傍大動脈リンパ節郭清の治療的意義 に関するランダム化第 III 相試験
- JCOG1412A1:リンパ節転移リスクを有する子宮体癌を対象とした遺伝子発現プロファイルと 浸潤様式に関する研究
- JGOG1086S:子宮頸部すりガラス細胞癌の臨床病理学的調査研究
- 婦人科領域におけるcancer predisposition syndromeへのアプローチへの実態調査
- コロナ禍における妊娠糖尿病診断基準変更が周産期予後に与えた影響に関する検討
- JGOG3027:卵巣癌初回治療後オラパリブ維持療法の 安全性と有効性を検討するヒストリカルコホート研究
- 研究番号 JCOG1412A1
- JGOG3034 本邦における卵巣成熟奇形腫由来の卵巣がんに対する後方視的調査研究
- JGOG1091S:子宮頸がんに対してベバシズマブを用いた薬物療法による瘻孔発生リスク因子を検討するヒストリカルコホート研究
- SGSG019:進行卵巣癌におけるベバシズマブの臨床使用状況および費用対効果の検討
- 卵巣癌IV期の治療に関する実態調査
- 進行卵巣非漿液性癌における術前化学療法とインターバル腫瘍減量手術療法の有効性についての全国実態調査研究
- 「子宮体部明細胞癌の臨床病理学的およびゲノムプロファイル 解析による新規治療戦略の確立」に対するご協力のお願い
