HOME > 医局ブログ > クライオバイオプシーと共焦点レーザー内視鏡(セルビジオ®)の勉強会

クライオバイオプシーと共焦点レーザー内視鏡(セルビジオ®)の勉強会

2019年02月03日
医局ブログの記事一覧

2019年2月2日(土)に当医学部の低侵襲手術トレーニングセンターでクライオバイオプシーとセルビジオの勉強会を開催しました。

クライオバイオプシー(ERBECRYO®2)は気管支鏡下生検のときに組織を凍結させて採取する方法で、サプルサイズの大きな生検が可能になる新しい技術です。

共焦点レーザー内視鏡、セルビジオ(Cellvizio®)は深部組織の構造をレーザーを介して観察する方法で、生きた細胞が観察できる、やはり新しい技術です。

メーカーからのレクチャー後、実際に豚の肺を用いてデモンストレーションをおこないました。

クライオバイオプシーでは、引き抜く際に想像以上に力が必要でした。また、現在の気管支鏡下生検より巨大な組織片が取れるので一瞬ギョッとしてしまう事もありました。Google検索出ててきた、京都府立医科大学で行われたデモの風景のリンクを貼っておきますが、豚の肺が映ってますので苦手な方は見ないようお願いします。

セルビジオ(Cellvizio®)は生体でないためか、肺胞の描出がなかなか難しいのですが、蛍光色素(フルオレセイン)を散布すると、顕微鏡で観察できるような綺麗な肺胞が描出できた瞬間は感動的でした(その瞬間しか映らないのが難しい手法です)。どちらの技術も、これから普及・発展していくのではないかと思わせてくれるデモでした。土曜日の寒い朝でしたが熱気を感じる時間でした。参加された皆さまお疲れ様でした!