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中尾恭久先生の論文がScientific Reports にアクセプトされました!

2021年12月17日
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中尾恭久先生の論文がScientific Reportsにアクセプトされました。

従来、心不全基礎研究の動物実験において横大動脈狭窄(TAC:transverse aortic constriction)による圧負荷誘発心肥大・心不全マウスモデルが用いられています。しかしながら横大動脈を結紮する手術を安定して行い、実際に実験に使用するためにはかなりの修練・熟練が必要です。そのため、心不全研究を始める初心者には非常にハードルが高く、まずその手技を習得することに膨大な時間が費やされていました。
そこで中尾先生はO-ringを用いることで、初心者でも簡単かつ効果的に心不全を誘発することができるマウスモデルを開発しました。
今後心不全研究の効率化、データの安定化に多大なる貢献をすることが期待されます。中尾先生、おめでとうございます!

Yasuhisa Nakao, Jun Aono, Mika Hamaguchi, Kayo Takahashi, Tomohisa Sakaue, Katsuji Inoue, Shuntaro Ikeda, Osamu Yamaguchi

O-ring-induced Transverse Aortic Constriction (OTAC) is a New Simple Method to Develop Cardiac Hypertrophy and Heart failure in Mice

Scientific Reports in press.