第16回肝臓病教室「C型肝炎の最新治療について」を開催いたしました

11月19日(火)に第16回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて「C型肝炎の最新治療」というタイトルで徳本医師より、「C型肝炎の食事療法と運動療法」というタイトルで栄養士竹島さんより行いました。

C型肝炎は放置すると肝硬変から肝がんに移行する危険性があり、肝硬変に近づく前にC型肝炎を治すことが肝がんを予防することになります。ウイルスに対する治療としてインターフェロンが用いられてきましたが、治療成績は満足できるものではありませんでした。インターフェロンに併用する薬として2011年にテラプレビルが使用可能となり、シメプレビルが先日発売となりました。また、他にも多くのC型肝炎治療薬が開発されつつあり、治療効果の向上が期待されています。今回は、これらC型肝炎に対する治療法の推移と治療効果、問題点についてお話をさせていただきました。これからのC型肝炎治療では、さまざまな薬剤の中から患者さんに合った治療法を選択していくことが必要になってきます。これからの治療選択に肝臓病教室が少しでも助けとなるようであれば幸いです。

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愛媛大学医学部附属病院 消化器・内分泌・代謝内科学 徳本 良雄 先生です

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今回は32名の方にご参加をいただきました。

ご参加いただいた方、ありがとうございます。

次回の第17回は平成26年1月14日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟4階栄養指導室(外来棟改修に伴い外来棟4階に移動しました)にて「B型肝炎のはなし」をテーマに肝臓病教室をさせていただきます。

お気軽にお問い合わせいただき、ご予約ください。

肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。