日本肝臓学会市民公開講座を開催しました。

2018年7月29日にホテルマイステイズ松山にて日本肝臓学会市民公開講座「肝臓病について学ぼう!肝臓を守るためにできること」を開催しました。台風が直撃している中での開催でしたので、参加者はさすがに少なめでしたが、無事に開催することができました。
渡辺の挨拶に続き、「1. C型肝炎の最新治療」について渡辺が講演しました。最新の内服治療についてに加え、治療終了後の経過観察の必要性についても強調しました。続いて日浅陽一教授より「2. B型肝炎の最新治療」について、現在行われているB型肝炎の治療のみならずワクチンに関してのお話しもありました。「3. 肝疾患・肥満と栄養」では松浦文三先生より、肥満症の頻度や合併症・予防法について、さらに治療については内科的な治療から最近行われている外科的治療についても詳しくお話しがありました。栄養部より「肝臓にやさしいデザートのレシピ」についての紹介、休憩のあと、「4. 日常生活に潜む肝障害」について吉田理先生が講演されました。アルコールによる肝障害に加え、食べ物・あるいは健康食品による肝障害などのお話しがあり、初めて聞く話しが多く興味深かったという感想が多く聞かれました。最後に「5. 肝臓癌の治療について」では廣岡昌史先生より肝臓癌の、他の癌にはない特徴や治療法について、さらには治療後の再発予防についてまで大変わかりやすくお話しされました。
会の開催にあたり、準備から開催まで御尽力いただいた栄養部の皆様、後援いただいた愛媛新聞社、全国協会けんぽ愛媛支部の皆様に心より感謝申し上げます。


 

「街頭キャンペーン2018」を行いました。

 

 

今年も肝疾患啓発運動として7月29日に7回目となる街頭キャンペーンを行いました。

 

場所は昨年と同様、伊予鉄高島屋前の坊ちゃん広場周辺で行いました。今年は台風12号の影響で開催できるか前日まで心配していましたが、当日になってみると雨風は全くなく、毎年同様に猛暑の中での開催となりました。大学からは肝疾患診療相談センター、看護部 (消化器疾患病棟、内科外来)、総合診療サポートセンター、栄養部に参加していただきました。大学外からは愛媛県健康増進課、全国健康保険協会 (協会けんぽ)愛媛支部、松山市保健所、愛媛新聞、さらには患者団体の方たちにも参加していただきました。参加いただいた皆様で、ビラやうちわを配り、肝炎検査の重要性について訴えました。

また今年度も愛媛県の協力により、坊ちゃん広場に近い「ギャラリー黒猫」にて無料肝炎ウイルス検査と相談も行いました。

 

キャンペーンに参加いただいた皆様、準備に奮闘してくれたスタッフの皆様、本当にどうもありがとうございました。