5月21日(火)に第13回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。
今回は、「肝機能検査のみかた」というタイトルで、日浅の方から、血液検査の肝機能検査について、いろいろな項目をどのように診るか、その意味と診断の方法について、データを参照しながら実際的なお話をさせていただきました。今回も満員で、熱心に聴講いただきました。肝機能検査といわれている血液検査から、「肝臓の状態として肝臓の線維化などの進行度と炎症の程度」、「肝炎ウイルスの状態」、「肝細胞癌のスクリーニング」を診断していること。また、その方法について説明し、活発な質問をいただきました。肝臓病の病態は「隠す」時代ではなく、患者さんの理解と共感をいただきながら、医師とともに病気と「闘う」時代です。その意味で本日のような教室が少しでもお役に立てていただければ幸いです。
また本日はさらに「肝臓病の食事療法と運動療法」について、栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんより、具体的にわかりやすいお話をいただきました。
多数の方にご参加をいただき、ありがとうございました。
次回の第14回は平成25年7月16日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて「肝硬変・肝癌のはなし」をテーマに肝臓病教室をさせていただきます。また「肝硬変の食事療法と運動療法」という話題で、食事療法、運動療法について説明していただきます。お気軽にお問い合わせいただき、ご予約ください。
肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。
日本では肝がんで毎年3万人以上がこの病気で亡くなっています。肝がんの背景にはC型肝炎、B型肝炎というウイルス肝炎のほか、最近では脂肪肝も原因になることがわかってきました。肝がんを引き起こす肝臓病、そして胆管がんについて正確な知識と正しい対応が必要になってきています。肝がん撲滅のためにどうすればいいか 専門家がご紹介します。
一般の方々の多数のご参加をお待ちしております。ぜひご参加下さい。