第5回、第6回 肝臓病教室のお知らせ

愛媛大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センターでは、肝臓病で悩まれている患者様・ご家族に、病気について理解し、その不安を解消していただく機会として、肝臓病教室を定期的に開催しています。大学病院に通院している外来患者様、入院している患者様およびその家族の方々、また院外の患者様も対象に、肝臓病の最新情報をわかりやすく説明していく予定です。また、肝臓病は薬などによる治療のみではなく、適切な食事と運動などの生活習慣がその病態や予後に密接に関わっています。本教室では、栄養士による栄養指導、運動管理士による適切な運動療法の紹介も行います。また講演の後、患者さんの情報交換の場(サロン)としてもご利用いただいています。

原則2ヶ月に1回、定期的に開催しております。

第5回を平成24年3月17日に、第6回を4月17日に「C型肝炎の最新の治療」というタイトルで肝臓病教室を予定いたしたく存じます。最近話題の新薬であるテラビックの治療などについてお話しする予定です。お気軽にご参加頂きますようどうかよろしく御願いいたします。

第5回、第6回 肝臓病教室

日時:   第5回 平成24年3月13日(火) 13:30

および   第6回 平成24年4月17日(火) 13:30

場所:   愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階 栄養指導室

講演内容

肝臓病の話題

「C型肝炎の最新の治療」

食事・運動の話題

「C型肝炎の食事、運動」

お気軽にご参加下さい。

現在、3月13日(火)、4月17日(火)ともに、既に予約でいっぱいになりました。

そのため5月16日(水)にも「C型肝炎の最新の治療」のお話しをすることにしました。こちらは、まだ余裕がありますので是非ご予約ください。

院内の方は、内科外来受付にご連絡ください。また、院外の方は肝疾患診療相談センターにご連絡下さい。参加予約させて頂きます。是非お気軽にご連絡、ご参加下さい。


ご参加には患者様の受診手続き(3割負担で約400円程度)が必要になります。家族の方は無料です。参加希望の方は、主治医あるいは内科外来受付にご連絡、お申し出下さい。院外の方も参加可能です。院内および院外の方で参加ご希望の方は、肝疾患診療相談センター(089-960-5955)にお気軽にご連絡ください。

第4回 肝臓病教室を開催いたしました

1月17日(火)に第4回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第4回目で、「B型肝炎のおはなし」というタイトルで、B型肝炎という病気と、現在の状況。特に、ジェノタイプAという成人で感染しても慢性肝炎になるウイルスの種類についてのお話しや、標準的治療である核酸アナログによる治療の現状と問題点、さらに最近保険承認されたペグインターフェロンによる治療についても話がありました。その後、栄養部よりB型肝炎に必要な食事療法のお話、運動療法のお話をいただきました。

約20名の方に御参集いただき、熱心に聞いていただきました。また、参加者より、既往感染者におけるB型肝炎ウイルスの再活性化についてなどの質問がありました。また、インターフェロン治療をどうするかなど、いろいろな反響がありました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

B型肝炎はおとなしく見えて、肝がんや肝硬変などいろいろな問題を起こすウイルスです。大切なことは、病気とウイルスについて正確に理解して、新しい治療法などもしっかりと理解した上で、できることをしていくことです。そのために、肝臓病教室は非常にいい機会になると思います。また、患者さんだけでなく、その家族の方々にも、病気について正確に把握して頂く必要があります。肝臓病教室は家族の方々の参加も大歓迎します。

次回は平成24年3月13日(火)と4月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて第5回目を「C型肝炎の新しい治療」のタイトルで行う予定です。現在3月13日は既に予約者でいっぱいになっていますが、4月17日の方はまだ余裕があります。是非ご参加下さい。

院内、院外の患者さんおよび家族の方で、参加希望の方は、ぜひ肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご相談ください。

第18回ヘルスアカデミー「肝がんを治す」にご参加頂きありがとうございました。

第18回ヘルスアカデミー「肝がんを治す」を1月9日(月)に、いよてつ高島屋ローズホールで開催いたしました。

約180人の方にご参加頂きました。開催の模様は愛媛新聞にも掲載されました。ご多忙の中、多数の方にお集まり頂き、ありがとうございました。

愛媛大学 肝胆膵・移植外科学の高田泰次先生より、肝がんは多く、その治療が国民的な問題になっていることをご挨拶頂き、つづいて

第三内科 日浅陽一氏より、肝がんには原因があることが多く、検診で肝機能異常を言われたら放置せずにきちんと受診して欲しいこと、また肝機能異常がある場合は定期的に採血と画像検査を行って、肝がんの検診を定期的に受ける必要があることの説明がありました。

第三内科 廣岡昌史氏より、肝がんの治療は、その背景にある肝硬変に注意して。なるべく体に負担をかけない治療が必要であること。また、内科的な局所治療は急速に進歩しており、その成績も手術に匹敵するほど向上していること、が報告されました。

肝胆膵・移植外科の串畑史樹氏より、肝癌の外科的治療について、低侵襲の腹腔鏡下手術について説明があり、治療技術の向上とともに治療成績が良くなっていること。また、内視鏡的手術と開腹手術の取り合わせで、なるべく体に負担をかけない外科治療が模索されている現状のお話しがありました。

肝胆膵・移植外科の高田泰次氏より、肝移植の現状と、治療成績の向上。さらに肝がんに対する肝移植の適応と将来について説明がありました。

講演の後、串畑氏を司会に、会場からの質問にお答えするコーナーでは、アンケートで回収された質問表と別に、積極的な質問が会場よりあり、活発な討論がありました。

最後には、医療福祉支援センターの櫃本真聿氏より、本日の総括およびヘルスアカデミーの目的と今後の予定について説明があり、締めくくりの挨拶を頂きました。

会場から積極的な御意見を頂き、主催者側も非常に有意義な一日となりました。今後も、肝臓に限らずいろいろなテーマで、定期的にヘルスアカデミーが行われる予定です。是非ご参加下さい。

市民公開講座のご案内 <第18回ヘルスアカデミー>

第18回ヘルスアカデミー「肝がんを治す」を1月9日(月)13:00より、いよてつ高島屋ローズホールで開催いたします。

日本では最近肝がんが増加し、毎年3万人以上がこの病気で亡くなっています。この怖い肝がんにならない、負けない、または克服するためにはどうすればよいのか、進歩した最新医療について専門家がご紹介します。

一般の方々の多数のご参加をお待ちしております。ぜひご参加下さい。

  • 日時 2012年1月9日(月) 13:00~16:00
  • 会場 いよてつ 髙島屋 9階ローズホール[MAP] 松山市湊町5-1-1
  • 募集人数 /先着280名さま(ぜひご予約下さい。当日参加も可能です。)(参加費無料)
開会あいさつ
髙田 泰次 氏
(愛媛大学 肝胆膵・移植外科学 教授)
第一部 講演「肝がん診療のアップ ツー デート」 午後1時10分〜
講演1
『肝がんの予防と早期発見』
日浅 陽一 氏
(愛媛大学医学部附属病院 第三内科)
講演2
『切らずに直す最新治療』
廣岡 昌史 氏
(愛媛大学医学部附属病院 第三内科)
講演3
『手術で治す: 開腹手術と腹腔鏡下手術』
串畑 史樹 氏
(愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科)
講演4
『肝がんに対する肝移植』
髙田 泰次 氏
(愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科)
休憩 15:05〜15:15
第二部 Q&Aコーナー「あなたの疑問・質問にお答えします」 午後3時15分〜
司   会:   串畑 史樹 氏  (愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科)
パネリスト:   日浅 陽一 氏  (愛媛大学医学部附属病院 第三内科)
廣岡 昌史 氏  (愛媛大学医学部附属病院 第三内科)
髙田 泰次 氏  (愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科)
閉会あいさつ
櫃本 真聿 氏
(愛媛大学医学部附属病院 医療福祉支援センター長)
【お申し込み・お問い合わせ】
「ヘルスアカデミー健康セミナー」係 松田・鎌田
TEL (089)948-2437
FAX (089)948-2621
Email: ekikaku@iyotetsu-takashimaya.co.jp
※電話・FAX・Emailでお申し込みいただくか、お申込書に必要事項をご記入のうえ、いよてつ高島屋1階または3階の案内書にご提出ください。
第18回ヘルアカPOP2