第4回 肝臓病教室を開催いたしました

2012年1月29日

1月17日(火)に第4回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第4回目で、「B型肝炎のおはなし」というタイトルで、B型肝炎という病気と、現在の状況。特に、ジェノタイプAという成人で感染しても慢性肝炎になるウイルスの種類についてのお話しや、標準的治療である核酸アナログによる治療の現状と問題点、さらに最近保険承認されたペグインターフェロンによる治療についても話がありました。その後、栄養部よりB型肝炎に必要な食事療法のお話、運動療法のお話をいただきました。

約20名の方に御参集いただき、熱心に聞いていただきました。また、参加者より、既往感染者におけるB型肝炎ウイルスの再活性化についてなどの質問がありました。また、インターフェロン治療をどうするかなど、いろいろな反響がありました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

B型肝炎はおとなしく見えて、肝がんや肝硬変などいろいろな問題を起こすウイルスです。大切なことは、病気とウイルスについて正確に理解して、新しい治療法などもしっかりと理解した上で、できることをしていくことです。そのために、肝臓病教室は非常にいい機会になると思います。また、患者さんだけでなく、その家族の方々にも、病気について正確に把握して頂く必要があります。肝臓病教室は家族の方々の参加も大歓迎します。

次回は平成24年3月13日(火)と4月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて第5回目を「C型肝炎の新しい治療」のタイトルで行う予定です。現在3月13日は既に予約者でいっぱいになっていますが、4月17日の方はまだ余裕があります。是非ご参加下さい。

院内、院外の患者さんおよび家族の方で、参加希望の方は、ぜひ肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご相談ください。