第15回 肝臓病教室「脂肪肝・NASHのはなし」を開催いたしました

9月18日(水)に第15回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

今回は、「脂肪肝・NASHのはなし」というタイトルで、最近急増している脂肪肝について肝臓病教室を行いました。脂肪肝の中にはNASHという肝硬変、肝がんに進行する病態があり、糖尿病や冠動脈疾患の危険因子でもあることから放置してはいけない病気であることを、この道のエキスパートである当院の三宅映己(てるき) 先生にお話をいただきました。

生活習慣病の肝臓での表現型である脂肪肝に特効薬はなく、治療の中心は食事と運動をです。「脂肪肝の食事療法と運動療法」について、管理栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんよりお話をいただきました。

なかなかしっかりとした病識を持ちにくい脂肪肝ですが、その危険性をしっかりと理解していただくことが治療の第一歩と考えています。その意味で、肝臓病教室はいい機会になります。今後も定期的に脂肪肝について取り上げ、おはなしを聞いていただけるようにしたいと思います。

三宅先生A

 

愛媛大学医学部附属病院 消化器・内分泌・代謝内科学 三宅 映己 先生です

 

三宅先生B

三宅先生D

今回も多数の方にご参加をいただきました。

ご参加いただいた方、ありがとうございます。

次回の第16回は平成25年11月19日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟4階栄養指導室(外来棟改修に伴い外来棟4階に移動しました)にて「C型肝炎の新しい治療」をテーマに肝臓病教室をさせていただきます。

お気軽にお問い合わせいただき、ご予約ください。

肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。