第5回 肝臓病教室を開催いたしました

3月13日(火)に第5回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第5回目で、「C型肝炎の新しい治療」というタイトルで、C型肝炎の治療薬として最近発売されたテラプレビルを用いた3剤併用療法のほか、2型C型肝炎ウイルスに対する治療方針、肝硬変に対するペグインターフェロン+リバビリン併用療法について、その治療効果や副作用などお話しさせていただきました。また現在、治療開発中の薬物や期待される新規治療法についても御紹介いたしました。また、C型肝炎に対する食事療法として鉄制限食のお話しなどを栄養士より、また運動のお話として肝炎患者さんも適度な運動が望ましいこと、簡単な運動法を紹介いただきました。

家族の方を含めて27名のご参加をいただき、今回は特に17名の方が残られて患者サロンをさせていただきました。看護師さんにもご協力いただき、患者サロンは大いに盛り上がりました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

C型肝炎に対する新しい治療法は、治療効果が高く期待できる治療である反面、副作用に注意する必要があり、適切な治療には患者さんの正確な知識とご協力が必要です。その意味でも肝臓病教室でしっかりとご理解いただく必要があり、肝臓病教室の意義は大きいと思います。

次回は平成24年4月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて第6回目を同じく「C型肝炎の新しい治療」のタイトルで行う予定です。4月17日は既に予約者でいっぱいのため、第7回目の「肝移植のおはなし」の肝臓病教室 (5月16日水曜日) の際にもC型肝炎の新しい治療について紹介させていただく予定です。5月16日の肝臓病教室は定員にまだ余裕があります。是非ご参加下さい。

また院内、院外の患者さん、および家族の方もお気軽にご参加下さい。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただきご予約下さい。

第7回 肝臓病教室のお知らせ

愛媛大学医学部附属病院 肝疾患診療相談センターでは、肝臓病で悩まれている患者様・ご家族に、病気について理解し、その不安を解消していただく機会として、肝臓病教室を定期的に開催しています。大学病院に通院している外来患者様、入院している患者様およびその家族の方々、また院外の患者様も対象に、肝臓病の最新情報をわかりやすく説明していく予定です。また、肝臓病は薬などによる治療のみではなく、適切な食事と運動などの生活習慣がその病態や予後に密接に関わっています。本教室では、栄養士による栄養指導、運動管理士による適切な運動療法の紹介も行います。また講演の後、患者さんの情報交換の場(サロン)としてもご利用いただいています。

原則2ヶ月に1回、定期的に開催しており、次回は7回目になります。

第7回を平成24年5月16日に「肝移植のおはなし」というタイトルで肝臓病教室を予定いたしたく存じます。また、第6回まで最近話題の新薬であるテラビックの治療などについて肝臓病教室を行いますが、3月13日、4月17日ともに既に予約で満員になっています。そのため、5月16日にも「C型肝炎の最新の治療」についてお話しする予定といたしました。お気軽にご参加頂きますようどうかよろしく御願いいたします。

第7回 肝臓病教室

日時:   平成24年5月16日(火) 13:30

場所:   愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階 栄養指導室

講演内容

肝臓病の話題

「C型肝炎の最新の治療」

「肝移植のおはなし」

食事・運動の話題

「肝臓病の食事と運動」

お気軽にご参加下さい。

院内の方は、内科外来受付にご連絡ください。また、院外の方は肝疾患診療相談センターにご連絡下さい。参加予約させて頂きます。是非お気軽にご連絡、ご参加下さい。

ご参加には患者様の受診手続き(3割負担で約400円程度)が必要になります。家族の方は無料です。参加希望の方は、主治医あるいは内科外来受付にご連絡、お申し出下さい。院外の方も参加可能です。院内および院外の方で参加ご希望の方は、肝疾患診療相談センター(089-960-5955)にお気軽にご連絡ください。