第5回 肝臓病教室を開催いたしました

2012年3月15日

3月13日(火)に第5回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第5回目で、「C型肝炎の新しい治療」というタイトルで、C型肝炎の治療薬として最近発売されたテラプレビルを用いた3剤併用療法のほか、2型C型肝炎ウイルスに対する治療方針、肝硬変に対するペグインターフェロン+リバビリン併用療法について、その治療効果や副作用などお話しさせていただきました。また現在、治療開発中の薬物や期待される新規治療法についても御紹介いたしました。また、C型肝炎に対する食事療法として鉄制限食のお話しなどを栄養士より、また運動のお話として肝炎患者さんも適度な運動が望ましいこと、簡単な運動法を紹介いただきました。

家族の方を含めて27名のご参加をいただき、今回は特に17名の方が残られて患者サロンをさせていただきました。看護師さんにもご協力いただき、患者サロンは大いに盛り上がりました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

C型肝炎に対する新しい治療法は、治療効果が高く期待できる治療である反面、副作用に注意する必要があり、適切な治療には患者さんの正確な知識とご協力が必要です。その意味でも肝臓病教室でしっかりとご理解いただく必要があり、肝臓病教室の意義は大きいと思います。

次回は平成24年4月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて第6回目を同じく「C型肝炎の新しい治療」のタイトルで行う予定です。4月17日は既に予約者でいっぱいのため、第7回目の「肝移植のおはなし」の肝臓病教室 (5月16日水曜日) の際にもC型肝炎の新しい治療について紹介させていただく予定です。5月16日の肝臓病教室は定員にまだ余裕があります。是非ご参加下さい。

また院内、院外の患者さん、および家族の方もお気軽にご参加下さい。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただきご予約下さい。