この度、2012年度 日本肝臓学会肝がん撲滅のための市民公開講座「肝がん撲滅を目指して!」7月28日(日)13:00より、愛媛県医師会館ホールにおいて開催いたします。
日本では肝がんで毎年3万人以上がこの病気で亡くなっています。肝がんの背景にはC型肝炎、B型肝炎があり、各々の病気および治療について正確に知ることが必要です。また、近年肝がんの治療法の進歩は著しく、肝移植も治療法の一つになっています。肝がん撲滅を目指して! 専門家がご紹介します。
一般の方々の多数のご参加をお待ちしております。ぜひご参加下さい。
- 日時 2012年7月29日(日) 13:00~16:00
- 会場 愛媛県医師会館ホール
- 定員 /先着300名 (参加費無料、事前申し込みは不要です。)
- 開会あいさつ
- 上甲 康二 氏
(松山赤十字病院 第一肝臓・胆のう・膵臓内科 部長)
- 講演 午後1時05分〜
- 講演1
- 『肝がん死亡率全国2位』と戦う
恩地 森一 氏
(愛媛大学大学院 先端病態制御内科学 教授)
- 講演2
- 『B型肝炎と肝がん』
平岡 淳 氏
(愛媛大学県立中央病院 消化器内科 医長)
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- 講演3
- 『C型肝炎と肝がん』
山上 隆司 氏
(松山赤十字病院 第一肝臓・胆のう・膵臓内科 副部長)
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- 講演4
- 『胆道がん』
横田 智行 氏
(松山赤十字病院 第二肝臓・胆のう・膵臓内科 部長)
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- 講演5
- 『肝移植の現状』
髙田 泰次 氏
(愛媛大学大学院 肝胆膵・移植外科学 教授)
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パネル討論 午後2時30分〜
司 会: 上甲 康二 氏 (松山赤十字病院 第一肝臓・胆のう・膵臓内科 部長)
大野 尚文 氏 (愛媛県医師会 常任理事)
パネリスト: 日浅 陽一 氏 (愛媛大学大学院 先端病態制御内科学 准教授)
平岡 淳 氏 (愛媛大学県立中央病院 消化器内科 医長)
西崎 隆 氏 (松山赤十字病院 第一外科 部長)
横田 智行 氏 (松山赤十字病院 第二肝臓・胆のう・膵臓内科 部長)
山上 隆司 氏 (松山赤十字病院 第一肝臓・胆のう・膵臓内科 副部長)
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- 閉会あいさつ
- 上甲 康二 氏
(松山赤十字病院 第一肝臓・胆のう・膵臓内科 部長)
- 個別相談 午後3時15分から午後4時まで
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- (当日受付にて先着10名とさせていただきます)
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7月28日土曜日は「世界肝炎デー」および「日本肝炎デー」です。
世界保健機関(WHO)は、2010年に世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を“World Hepatitis Day”(世界肝炎デー)と定め、肝炎に関する啓発活動等の実施を提唱しています。
日本では、今まで毎年5月第4週を「肝臓週間」として、ウイルス肝炎をはじめ肝疾患の啓発活動をして参りました。今年より、日本も世界と同期してさらなる啓発活動を推進するべく、7月28日を「日本肝炎デー」と制定し、普及啓発を行います。
肝疾患診療相談センターでは、愛媛県および様々な機関の協力を得て、7月28日に街頭キャンペーンを含む啓発活動を行い、さらに7月29日に、市民公開講座「肝がん撲滅をめざして!」を愛媛県医師会館ホールで開催する予定です。
今年のスローガンは、「Know it. Confront it. Hepatitis affects everyone, everywhere」(肝炎は世界中の誰もが感染する病気。正しく理解し、立ち向かおう。)です。
肝炎の予防、病気と治療に関する正しい理解が進むように活動したいと思います。
微力ながら一助となれば幸いです。皆様のご理解とご協力のほど、どうかよろしくお願いいたします。
5月16日(水)に第7回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。
愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。
今回は、第6回、第5回と同様に「C型肝炎の新しい治療」というタイトルで、C型肝炎の治療薬として最近発売されたテラプレビルを用いた3剤併用療法を中心にお話をさせていただき、その後、愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科の藤山泰二 先生に「肝移植について」お話をいただきました。またC型肝炎に対する食事療法と運動療法について、栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんよりお話をいただきました。
今回も満席で、多数の方にご参加をいただきました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
また、当初予定が火曜日のため、一部の参加者の方にご迷惑をおかけしましたことをこの場をかりてお詫び申し上げます。
C型慢性肝炎に対するテラビックの治療は既に全国で3000症例以上施行されており、治療効果が期待できる反面、投与前に副作用についての正しい理解が必要です。
また、今回のように外科の先生から直接 肝移植についてお話を伺える機会は、特に内科にかかりつけの患者様にはなかなかないのが現状ではないかと思います。直接、肝移植する対象にならなくても、肝移植についての知識を持ち、頭に入れ整理しておくことは、肝疾患の患者様および家族の方には必要なことだと思います。
肝臓病教室で正確にご理解いただければ幸いです。
次回の第8回では平成24年7月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて「肝硬変・肝がんのおはなし」をメインテーマに肝臓病教室をさせていただきます。直接関係なくても知識として聞いておこうというような動機でかまいませんので、是非ご参加下さい。定員にはまだ余裕がありますのでお気軽にお問い合わせください。
肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。
肝胆膵・移植外科 藤山泰二 先生です。肝移植についてのお話をいただきました。
肝疾患専門医療機関の一つである市立宇和島病院で、第1回 肝臓病教室が開催されました。
平成24年4月11日(水)の13:30から市立宇和島病院にて第1回肝臓病教室が開催されました。
はじめに内科の清家裕貴先生より「C型肝炎の治療について」の講演を行い、
その後、管理栄養士の藤井さんから「肝臓と栄養の深い話」について説明がありました。
参加者は10名。市立宇和島病院に通院中の患者様、およびご家族にウィルス性肝疾患の方がおられる方々が参加されました。
内容については非常に好評で、次回の肝臓病教室に参加を是非したいとのご意見をいただきました。
市立宇和島病院での次回の第2回肝臓病教室は、7月11日(水)に予定されています。
ご参加を希望される患者様、ご家族の方は、市立宇和島病院内科の清家医師、栄養部の藤井さんに御連絡ください。