第7回 肝臓病教室を開催いたしました

2012年5月17日

5月16日(水)に第7回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

愛媛大学医学部附属病院では、肝臓疾患に興味のある方、家族の方々を対象に、肝臓病教室を開催しています。

今回は、第6回、第5回と同様に「C型肝炎の新しい治療」というタイトルで、C型肝炎の治療薬として最近発売されたテラプレビルを用いた3剤併用療法を中心にお話をさせていただき、その後、愛媛大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科の藤山泰二 先生に「肝移植について」お話をいただきました。またC型肝炎に対する食事療法と運動療法について、栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんよりお話をいただきました。

今回も満席で、多数の方にご参加をいただきました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。

また、当初予定が火曜日のため、一部の参加者の方にご迷惑をおかけしましたことをこの場をかりてお詫び申し上げます。

C型慢性肝炎に対するテラビックの治療は既に全国で3000症例以上施行されており、治療効果が期待できる反面、投与前に副作用についての正しい理解が必要です。

また、今回のように外科の先生から直接 肝移植についてお話を伺える機会は、特に内科にかかりつけの患者様にはなかなかないのが現状ではないかと思います。直接、肝移植する対象にならなくても、肝移植についての知識を持ち、頭に入れ整理しておくことは、肝疾患の患者様および家族の方には必要なことだと思います。

肝臓病教室で正確にご理解いただければ幸いです。

次回の第8回では平成24年7月17日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて「肝硬変・肝がんのおはなし」をメインテーマに肝臓病教室をさせていただきます。直接関係なくても知識として聞いておこうというような動機でかまいませんので、是非ご参加下さい。定員にはまだ余裕がありますのでお気軽にお問い合わせください。

肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。

肝胆膵・移植外科 藤山泰二 先生です。肝移植についてのお話をいただきました。

肝胆膵移植外科 藤山泰二 先生です