第18回ヘルスアカデミー「肝がんを治す」にご参加頂きありがとうございました。

2012年1月29日
第18回ヘルスアカデミー「肝がんを治す」を1月9日(月)に、いよてつ高島屋ローズホールで開催いたしました。

約180人の方にご参加頂きました。開催の模様は愛媛新聞にも掲載されました。ご多忙の中、多数の方にお集まり頂き、ありがとうございました。

愛媛大学 肝胆膵・移植外科学の高田泰次先生より、肝がんは多く、その治療が国民的な問題になっていることをご挨拶頂き、つづいて

第三内科 日浅陽一氏より、肝がんには原因があることが多く、検診で肝機能異常を言われたら放置せずにきちんと受診して欲しいこと、また肝機能異常がある場合は定期的に採血と画像検査を行って、肝がんの検診を定期的に受ける必要があることの説明がありました。

第三内科 廣岡昌史氏より、肝がんの治療は、その背景にある肝硬変に注意して。なるべく体に負担をかけない治療が必要であること。また、内科的な局所治療は急速に進歩しており、その成績も手術に匹敵するほど向上していること、が報告されました。

肝胆膵・移植外科の串畑史樹氏より、肝癌の外科的治療について、低侵襲の腹腔鏡下手術について説明があり、治療技術の向上とともに治療成績が良くなっていること。また、内視鏡的手術と開腹手術の取り合わせで、なるべく体に負担をかけない外科治療が模索されている現状のお話しがありました。

肝胆膵・移植外科の高田泰次氏より、肝移植の現状と、治療成績の向上。さらに肝がんに対する肝移植の適応と将来について説明がありました。

講演の後、串畑氏を司会に、会場からの質問にお答えするコーナーでは、アンケートで回収された質問表と別に、積極的な質問が会場よりあり、活発な討論がありました。

最後には、医療福祉支援センターの櫃本真聿氏より、本日の総括およびヘルスアカデミーの目的と今後の予定について説明があり、締めくくりの挨拶を頂きました。

会場から積極的な御意見を頂き、主催者側も非常に有意義な一日となりました。今後も、肝臓に限らずいろいろなテーマで、定期的にヘルスアカデミーが行われる予定です。是非ご参加下さい。