第11回 肝臓病教室「B型肝炎のおはなし」を開催いたしました

2013年1月15日

1月15日(火)に第11回肝臓病教室を愛媛大学医学部附属病院にて行いました。

今回は、「B型肝炎のはなし」というタイトルで、B型肝炎について肝臓病教室を行いました。B型肝炎は日本で約150万人の患者さんが存在していると言われており、C型肝炎とともに日本最大級の感染症の一つです。同時にB型肝炎ウイルスはワクチンによって感染予防が可能で、病気に対する正しい知識とその理解が、患者さん本人のみならず家族にも求められています。今回の肝臓病教室では、B型肝炎ウイルスのマーカーについての意味と、感染予防方法、治療薬としての核酸アナログ製剤とインターフェロン治療について説明いたしました。また、B型肝炎の治療について最新の情報と、ウイルスのコントロールはできても排除が難しい現状について、資料を用いて説明いたしました。さらに「B型肝炎の食事療法と運動療法」について、栄養士の清家さん、運動療法士の永井さんよりお話をいただきました。

今回も満席でした。参加者は、30名にのぼり多数の方にご参加をいただきました。

ありがとうございました。

次回の第12回は平成25年3月19日(火)の午後1時30分より、愛媛大学医学部附属病院 外来棟3階栄養指導室にて「自己免疫性肝疾患のはなし」をテーマに肝臓病教室をさせていただきます。主な自己免疫性肝疾患として、自己免疫性肝炎(AIH)や原発性胆汁性肝硬変(PBC)などがあります。これらの疾患については、なかなか講演会などなく、貴重な機会ですので、対象患者さんや家族の方など、ぜひご参加下さい。また、食事と運動のはなしと患者サロンも予定したいと思います。定員にはまだ余裕がありますのでお気軽にお問い合わせください。

肝臓病教室は院内の患者さんのみならず、院外の患者さん、および家族の方も参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センター(Tel: 089-960-5955)にご連絡いただき、ご予約下さい。