7月27日(日曜日) 日本肝臓学会「肝がん撲滅運動」市民公開講座を開催します

2014年7月25日

今週末の7月27日(日曜日)13時半からホテルJALシティ松山で市民公開講座を開催します。

事前申し込みは不要、入場料も無料ですので、お気軽にお立ち寄りください。

 

今回は第2部の講演内容についてお伝えします。

第1部の講演内容についてはこちらご覧ください。

 

【第2部】

大きく変わったC型肝炎・B型肝炎の治療 愛媛大学 消化器・内分泌・代謝内科学 徳本良雄先生

ここまで進んだ肝がんの内科治療 愛媛大学 消化器・内分泌・代謝内科学 廣岡昌史先生

肝がんの外科治療:肝切除と肝移植 愛媛大学 肝胆膵・乳腺外科学 高田泰次教授

 

第2部はウイルス肝炎と肝がんの治療に関する講演です。

愛媛大学医学部附属病院はこれまで生体部分肝移植を行っていました。

さらに脳死肝移植の施設認定を受けて今年の4月から脳死肝移植の患者さんの登録を開始しています。

愛媛大学でも年間何名もの方が肝移植を受けており、肝移植を含めた外科からの肝疾患治療について愛媛県の皆さんにも知っておいてほしいと思います。高田泰次先生からは肝がんに対する手術がどのようなものか、そして肝移植の適応や治療の内容についても講演していただきます。

廣岡先生は肝がんの治療を専門にしており、手術をしない内科的治療がどこまで進歩したかについて講演していただく予定です。

この数年でC型肝炎の治療法は大きく変わり、ほとんどの患者さんがウイルスを消すことができる時代になるかもしれません。B型肝炎に対しても肝硬変にしない、肝がんをつくらない治療から、B型肝炎をなおす(HBs抗原を陰性にする)ことを目指ざすようになってきました。また、ウイルス肝炎の治療には様々な医療助成制度があります。うまく利用することで効果が高いだけでなく、身体的にも費用的にも負担も少ない治療が可能です。

是非、皆さんにもB型肝炎、C型肝炎の新しい治療について知っていただきたいと思います。

 

お問い合わせは肝疾患診療相談センター(089-960-5955)までお願いします。

日浅Dr;市民公開講座ポスター2_01