愛媛県における肝がん死亡率は2016年には全国ワースト1という状況であり、対策が必要です。肝がんの多くはB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの感染が原因であり、肝炎ウイルスに感染していることを知らない、あるいは知っていても専門医療機関を受診していない方々が多数いると推測されています。
愛媛県の肝がん死亡率を改善するためには、医療従事者が肝炎に関する正しい知識を把握し、それを元に患者へ啓発する必要があります。また、進んだ取り組みや最新の治療に関する情報を均てん化することで、レベルの底上げをする必要があります。さらに、保健師、看護師の方々には肝炎ウイルス検診の受検と、早期発見、そして受診、受療に繋げる流れを作るための県民、患者への窓口としての適切な活動を行う体制づくりが求められています。
国が示す肝炎対策基本指針においてもコーディネーターの養成と活用が求められており、愛媛県でも2015年度から「愛媛県肝疾患コーディネーター」の養成を開始しました。2016年の肝炎対策基本指針改正で,「肝炎医療コーディネーター」に呼称が変更されたため、愛媛県でも「愛媛県肝炎医療コーディネーター」に呼称の変更を行いました。昨年は90名ほどのコーディネーターを養成し、それぞれの立場で活躍中です。しかし他の都道府県と比較して満足できる状態ではありません。
「愛媛県肝炎医療コーディネーター」の認定は、愛媛県保健福祉部長と肝疾患診療相談センター長の両名が行います。
今年度も下記の日程で肝炎医療コーディネーター養成講習会を開催させていただきます。下記のPDF様式をダウンロードいただき、参加申込書を当センターまでFAXしていただければ幸いです。ご参集のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。
平成30年度愛媛県肝炎医療コーディネーター養成講習会
南予地区: 平成年12月13日(木)14:00-17:00 (開場13:30 )
愛媛県歴史文化博物館 2階 第2研修室
〒797-8511 西予市宇和町卯之町4-11-2
東予地区: 平成30年12月20日(木)14:00-17:00(開場13:30)
東予地方局 7階 大会議室
〒793-0042 西条市喜多川796-1
中予地区: 平成31年 1月15日(火)14:00-17:00(開場13:30)
愛媛大学医学部 第2ゼミナール室
〒791-0295 東温市志津川
対 象 保健師、看護師、薬剤師、医療施設の事務職、医師健康管理担当者など肝疾患に関係する立場にある者
新規,更新については問いません。
受講料 無料
交通費 受講者負担
(愛媛大学医学部駐車場利用者には駐車券をお渡しします.)
定 員 各30名(定員になり次第締切)
申し込み 平成30年11月26日(月)締め切り
別紙様式により愛媛大学医学部附属病院肝疾患診療相談
センターまで郵送またはFAXにて申し込みください。
保健師については健康増進課への申し込みでも構いません。