C型肝炎患者さんへの運動療法がインスリンの作用改善効果など有用であることを発表

2011年6月30日

愛媛大学医学部附属病院で臨床試験いたしました、C型肝炎患者さんを対象とした運動療法の結果が、日本肝臓学会の英文誌であるHepatology Researchに掲載されました(Konishi I, Hiasa Y, Tokumoto Y, et al. Aerobic exercise improves insulin resistance and decreases body fat and serum levels of leptin in patients with hepatitis C virus. Hepatology Research, Epub ahead of Print)。

積極的な運動を心がけることにより血糖コントロールをするホルモンであるインスリンが効くようになり、体脂肪の低下、レプチンというホルモンの低下を来たし、予後改善効果が期待されることがわかりました。C型肝炎において運動療法の有用性を実証した結果になっています。C型肝炎だから安静にするというのではなく、日常生活に積極的に運動を取り入れることが望まれることになります。